2026年07月の中古車輸出統計データ - グーネット自動車流通

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統計データ

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2026年7月の中古車輸出は14万11台で3カ月ぶり前年割れ UAEを除く実勢は4.3%増と拡大続く

 日本中古車輸出業協同組合がまとめた2026年7月の中古車輸出台数は、前年同月比6.9%減の14万11台となり、3カ月ぶりに前年を下回った。ただし、減少の主因は前年7月に1万9292台と高水準だったUAE(アラブ首長国連邦)向けの反動である。UAEを除いた実勢では同4.3%増、1~7月の累計でも同15.3%増となっており、輸出の拡大基調そのものは崩れていない。

■前年割れは今年4回目 ただし「谷」ではなく「高原」

 2026年の月次推移を前年同月比で追うと、1月122.5%、2月105.5%と好発進したあと、3月97.6%、4月98.7%、5月95.5%と3カ月連続で前年を割り、6月に109.7%と持ち直したものの、7月は93.1%と再び前年を下回った。一見すると一進一退だが、台数の絶対水準は1月の11万5744台を除き毎月13万7000~15万8000台のレンジで推移しており、実態は高水準での横ばいである。前年割れとなった月は、いずれも前年のUAE向けが月2万台前後と大きかったことによる比較のハードルの高さが効いている。

■ロシアが単月の17.0%を占有 累計13.4万台で独走

 仕向け国別では、ロシアが前年同月比39.9%増の2万3840台で首位を守った。単月の占拠率は17.0%に達し、1~7月の累計は13万4440台と前年同期の1.3倍。累計でも全体の13.5%を占め、2位以下を大きく引き離す。前月比では90.7%と減少したが、これは2万6272台と今年最多だった6月の反動であり、水準としてはなお高位にある。

 2位のタンザニアは同23.3%増の1万1578台。累計では9万9675台と前年同期の1.75倍に達し、2位の座が定着しつつある。3位には同2.4倍の8413台としたモンゴルが浮上し、ニュージーランド(8008台、同45.1%増)と順位を入れ替えた。もっともモンゴルの累計は同11.9%増にとどまる。前年7月が3558台と低水準だった反動の側面が強く、2カ月連続の「前年比2倍超」を額面通りに受け取るのは早計だ。

■UAEは底入れ鮮明 5月283台→7月3280台

 注目のUAEは3280台だった。前年同月比では83.0%減と依然低水準だが、前月比では1.4倍と2カ月連続の増加で、順位は20位から12位へ大きく戻した。UAE向けは中東情勢に伴う物流混乱により今年3月に1499台へ急減し、5月には283台まで落ち込んだ。そこを底に6月2277台、7月3280台と回復の足取りは月を追うごとに鮮明になっている。

 ただし前年の水準との差はなお大きく、1~7月の累計は4万4083台と前年同期(14万9883台)の3割弱。全体に占めるシェアも前年同期の15.4%から4.4%へ低下した。前年のUAE向けは11月まで月2万台前後で推移していたため、前年比較での重石は年内いっぱい続く公算が大きく、当面は全体の前年比よりも「UAEを除く実勢」で基調を見るのが妥当だろう。

■地域別ではアフリカが3割弱で首位 アジアは7割水準に沈む

 7月を地域別に見ると、アフリカが4万778台(前年同月比3.9%減)でシェア29.1%と首位。単月では微減ながら、累計では前年同期比24.6%増と高い伸びを保つ。上位20カ国にはタンザニア、ケニア、南アフリカ共和国、ウガンダ、ガーナの5カ国が入り、UAE経由の再輸出に代わる直送ルートの定着をうかがわせる。

 一方のアジアは3万9119台と前年同月の7割にとどまった。UAEの剥落に加え、スリランカの失速が響いた形だ。ヨーロッパはロシアがけん引し同30.5%増の3万2137台、大洋州も同35.5%増と好調だった。北アメリカは同43.6%減で、14位だったジャマイカが上位20から姿を消した。

■スリランカは46.8%減 輸入再開特需の一巡が鮮明に

 国別で目を引くのがスリランカの変調である。7月は前年同月比46.8%減の6113台と、2カ月連続の前年割れで減少幅が急拡大した。輸入再開後の特需で膨らんだ前年の反動が主因だが、前月比では101.4%と横ばいを保ち、累計では同41.7%増の4万4363台。水準自体はなお高く、「急落」ではなく「特需の平常化」と見るのが実態に近い。

 このほか、タイが同77.1%増の4794台と持ち直したほか、オーストラリア(同74.7%増)が19位に、バングラデシュ(同3.5%増)が28位から18位に復帰した。英国は前年比では4.6%増ながら前月比68.4%と急減し、10位から13位に後退。ナイジェリアも圏外に去り、上位の顔ぶれは月ごとの入れ替わりが激しくなっている。

■累計は99万台超え 下期はUAE除きの実勢に注目

 1~7月の累計は99万3374台で前年同期比2.1%増となった。UAEを除いた累計では同15.3%増と、実勢は2桁の伸びを維持している。前述の通り、前年のUAE向けの高水準は11月まで続くため、全体の前年比は下期も重石を抱えたままの推移が見込まれる。ロシア・アフリカ・大洋州がけん引する直送の拡大と、UAE経由の再輸出需要の回復ペース。この2つを分けて追うことが、下期の輸出動向を読み解く鍵になる。

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