日本中古車輸出業協同組合がまとめた4月の中古車輸出台数は、前年同月比1.3%減の14万5358台だった。仕向け国別では、ロシアが首位となった。同国は23.6%増の1万9966台。2位のタンザニアは、同96.6%増の1万5885台で続いた。3位は南アフリカ共和国で、輸出台数は同8187台だった。
上位20カ国で伸び率が高かった国は、英国、アイルランドなどで、前月比較では、4.5%減だった。
イラン情勢を受けたホルムズ海峡封鎖の影響により、UAE向け輸出台数は大幅に落ち込んでいるものの、その他地域向けが堅調に拡大しており、全体の輸出台数は現在も過去最高を更新する勢いで推移している。
市場を下支えする最大の要因は円安環境だ。日銀は6月16日に政策金利を0.75%から1.0%へ引き上げ、約31年ぶりの高水準に達したが、ドル円相場は160円台での推移が続き、市場が期待したほどの円高にはなっていない。日米の金利差が依然として2.5%ポイント前後と大きく、さらにFRBが2026年内の利下げどころか追加利上げさえ視野に入れているとされることから、ドル買い圧力は根強い。当面の為替レートは155円から165円程度の円安水準で推移する公算が大きく、輸出競争力の高い状況はしばらく続くとみられる。