日本中古車輸出業協同組合がまとめた2月の中古車輸出台数は、前年同月比853台増の10万4097台となった。仕向け国別では、アラブ首長国連邦が20か月連続で首位となった。同国は、前年比6.0%増の1万4510台。2位のロシアは、前年比27.3%増の1万1161台となった。3位はニュージーランドで、輸出台数は前年比で7.0%の増加となった。
全体の前年同月比では、0.8%の増加。上位20カ国で伸び率が高かったのは、パキスタン(3.7倍/329→1213台)、キプロス(1.8倍/597台→1101台)、スリランカ(1.7倍/2463台→4207台)で、アジア、ヨーロッパ勢などで輸出台数を伸ばした。その一方で、タイ、モンゴル、チリなどが大きく減少した。前月(1月)比較では、33.3%の増加となった。
【新型コロナウイルスの中古車輸出への影響】
・海外各地でのロックダウンによる海外国内での物流機能の停止による中古車輸入ストップ
・港に面していない内陸国については、港がある隣国の陸上国境閉鎖による中古車輸入ストップ
・海外各国USドルの保有量を懸念して、海外送金の制限を設ける国もあり