日本中古車輸出業協同組合がまとめた7月の中古車輸出台数は、前年同月比2万8270台減の8万6253台となった。仕向け国別では、ロシアが3か月連続で首位となった。同国は、7.7%増の1万1787台。2位のアラブ首長国連邦は、同30.8%減の9955台となった。3位はニュージーランドで、輸出台数は同17.8%の減少となった。
全体の前年同月比では、24.7%の減少。上位20カ国で伸び率が高かった国は、ガーナ(2.5倍/524→1491台)、パキスタン(2.2倍/779台→1710台)で、アフリカ、アジア勢などで輸出台数を伸ばした。その一方で、バングラデシュで、ジャマイカなどが大きく減少した。前月)比較では、12.5%の増加となった。
<ニュージーランド市場>
海外からの観光客の受入れは未だ目途が立っていない。国内での旅行や消費は比較的良い状態で、国内旅行の移動手段として中古車の購入にも良い影響が出ている。ロックダウン解除後の反動で6、7月の小売りは良いが、8月は市場の落ち着きと日本のAA相場高騰の影響を受けて、7月に対して27%減少の9054台の登録台数となった。