日本中古車輸出業協同組合がまとめた10月の中古車輸出台数は、前年同月比28.6%増の15万5968台だった。仕向け国別では、アラブ首長国連邦が13か月連続で首位となった。同国は、1.0%減の2万2690台。2位のロシアは、同4.2%増の1万9302台で続いた。3位はタンザニアで、輸出台数は同1万2360台だった。
上位20カ国で伸び率が高かった国は、スリランカ、キプロス、タンザニアなどで、前月比較ではタンザニアでは、
3位にランクインしているタンザニアでは、10月29日に実施された総選挙で、現職が圧勝したことを受けて、選挙直後に大規模な抗議、暴動が発生し、港や道路の封鎖、インターネット遮断、外出禁止令、軍・警察の出動が行われた。
11月4日には外出禁止令は解かれたとようだが、政府・治安部隊による検閲・監視・通信制限などは依然として強く、平時とは明確に言えない状態が続いている。 日本-タンザニア間の中古車の売買が完全に止まったわけではないが、不安定な状態のために買い控えするバイヤーも出てきている。