日本中古車輸出業協同組合がまとめた1月の中古車輸出台数は、前年同月比18.1%減の5万8519台だった。仕向け国別では、ロシアが9カ月連続で首位となった。同国は、48.5%増の1万415台。2位のアラブ首長国連邦は、同17.3%減の7463台で続いた。3位はモンゴルで、輸出台数は同23.5%増だった。
上位20カ国で伸び率が高かった国は、アイルランド(4・3倍/154→669)、オーストラリア(1.6倍/969台→1588台)、で、ヨーロッパ、大洋州勢などで輸出台数を伸ばした。前月比較では、41.1%減だった。
<ロシア向け中古車輸出>
配船は止まっており、経済制裁措置から、日本からの中古車輸出は止まっている。ロシア向け輸出業者は船積み待ちの車両をAAに再出品して現金化している動きが見られる。
<NZ向け中古車輸出減少について>
1月は船のメンテナンスが入っており、配船が少なく、2月上旬の配船で船積みが固まってしまった点が、税関統計上での輸出台数減少の要因になっている。