ＵＳＳ新潟（新潟県見附市、瀬田大社長）は３月１１日、「システムリニューアル記念ＡＡ Ｐａｒｔ１」を開催した。

　今回のシステムリニューアルではセリの関わるシステム全般を刷新。これによりＵＳＳ名古屋会場や東京会場と同様に、ポス席での下見検索や指値入札、また商談申込や出品車の配置場所表示等が可能となった。

　当日のセリは出品１０６６台を集荷。成約は５２１台、成約率４８.９％、平均成約単価２７万１０００円となった。イベント企画も半期に一度のビッグＡＡとして各種実施。翌週のＰａｒｔ２開催までを対象とした出品落札２週連続合計台数賞の他、出品落札取引１台賞に堂島ロールを進呈するなど記念開催を盛り上げた。同時に新型コロナウィルス対策として、来場ポス登録会員にマスクを配布。また、アルコール消毒液を多数設置し手洗いを励行するなど、対策もしっかり行い、来場会員と場内の安心と安全に配慮した。

　開催に先立ち挨拶に立った丸尾直輝会場長代行は、システムリニューアルにあたり、短期間でのＩＤカード変更や一部のポス席使用不可対応に、理解を示し協力をいただいた会員方々に向け感謝の言葉を述べた。続けて「今回のシステムリニューアルでは、特にポス席が大きく変わっている。下見検索、指値入札、商談申込、これらが一括してポス席で行えるようになった。ようやく名古屋会場、東京会場をはじめ、他のＵＳＳグループと同じ水準のシステムで毎週セリを行えるようになった。今回のシステムリニューアルでハード面の強化をできたが、これからはＵＳＳの社員力をもっともっと高めて、会員の皆様に利便性の高いサービスを提供できるように励んでいく」と思いを述べた。続いて電算課山崎主任が新システム紹介を、イベント内容を営業部久保課長代理が行い、セリスタートとなった。

　丸尾会場長代行は「今回のシステムリニューアルにより利便性は格段に向上した。会員様からの反応も良く、便利になったとの声も既に耳にしている。また、本日は平均の来場数より２０％超は多い。出品数・出品店数・来場者数は２０２０年において最高となった。これもシステムリニューアルに対する期待の高さの現れを感じる。また、３月から『コンパクトカーコーナー』を新設した。ＵＳＳ新潟は売り手も買い手も県内が中心となっている。加えて小さなクルマの引き合いが多いのも特徴。『コンパクトカーコーナー』を設置することで買い手がコンパクトカーを探しやすくなる。既にコンパクトカーの成約率は上昇している。引き続き売り手と買い手のために商いの場としてクルマを提供できるよう力を入れていく」と語った。

　ＵＳＳ新潟は今回出品１０６６台となったが、同会を含め３週連続で出品１０００台超のビッグオークションを開催している。１８日の「Ｐａｒｔ２」開催では今年度３番目の出品数となる１２４５台を、２５日の「期末大感謝祭」でも１２００台を集荷した。丸尾会場長代行が目指す「地域に根差した会場運営」を表すように、３月１１日開催以降、出品店件数は過去５年で最高を記録するなど、早くも地域の商売に欠かせない存在となっている。