ＪＵ奈良（奈良県大和郡山市、服部教昭理事長）は１２月１４日、「会場設立２４周年記念オートオークション（ＡＡ）」を盛大に開催した。出品台数４７８台を集め、成約率は６３．２％だった。

　セリ開始前のセレモニーではＪＵ近畿の財藤和喜男会長と服部理事長が挨拶に立った。
　財藤会長は「今年は１０月の消費増税後から厳しい市場環境が続いているが、少しずつ回復の兆しが見え始めているのではないか。本日のＡＡを年末年始の小売りダマ仕入れにご活用ください」と話した。
　服部理事長は「皆様のおかげで２４周年を迎えることが出来ました。今後も会員の皆様のご商売の利益につながるＡＡ会場を目指し努力してまいります」と謝辞を述べた。

　服部理事長はセリスタート後の記者会見で「これから先、３０年、３５年とＡＡを続け、次代につなげていきたい。現車会場は中古車仕入れの大切な場所。人が集まることで会員同士のコミュニケーションも生まれる。現車会場の醍醐味は毎週、会員同士が顔を合わせること。時代の流れで、映像ＡＡにも注力していくが、現車会場で培った高い信頼性の裏打ちされた『奈良査定」で安心して外部からも買ってもらえる」と話す。

　同会場では年々、出品台数と成約率が上昇傾向にある。今後も「地元奈良からの小売りダマをもっと集められるよう努力を続け、更なるボリュームアップにつなげていきたい」（服部理事長）と意気込む。奈良県自動車販売店協会（菊池攻会長）と共催する「ディーラーＡＡ」も今年から年２回体制に復活した。地元ディーラーからの強固な出品協力も同会場の存在価値を高める一因となっている。