グーネット自動車流通

メニュー

バディカ書籍案内

【フロントランナー】TAA横浜 阿部 営業室長に聞く

考える力、創造力を自ら発揮できるチームに

スタッフから「就業時間中の9割は席にいない」と言われながらも、「お客様のニーズに応えるためにお客様の声をもっと聞きたい」と口にする阿部祐輔室長。TAA横浜会場は9月開催のオークションにおいてTAA全会場の最高成約率を記録。売り買いの場として会員から高い支持を得ている。その横浜会場の営業室長に7月から着任した阿部室長に自身が目指す営業室長について話を聞いた。(齊藤寛英)

■営業しやすい環境づくりを意識
 営業室長でもタイプは色々ある。自らトップセールスをする営業室長もいるが、自分はスタッフが表舞台に出られるように、スタッフが輝けるようにサポートしていきたいと考えている。そのために、スタッフが如何に動きやすいか、業務的にストレスが無いかを見つけて、取り除いて営業をしやすい環境をつくることを意識している。具体的には「先を見て仕事をすること」。例えば急なミーティングをしない、変更事項があれば前もってしっかり周知するなど、スタッフの準備を大切にすることが、営業をしやすい環境に繋がる。他にも自分からスタッフに話を聞きにいくようにしている。ミーティングの報告も大切だが、報告のために考えたものではなく、スタッフの素の意見を聞くことを大切にしたい。
 営業室の在り方として考えているのは「組織化」。人員も増え、伝達の方法やスピードを考えると組織化は必要。そのためには数名のリーダーを中心としたコンパクトな組織を作りたい。また、自分の役割として「未来図」を描くことが必要と考えている。スタッフの将来のキャリアアップや役割を含め、スタッフが自分の未来を創造できる図を描きたい。

■チームでお客様をフォロー
 営業も会場長や営業室長がグイグイ行くと、スタッフはついて行くだけになる。自分がいなくなっても業務が回るようにしたい。同時にお客様に迷惑を掛けないためにも。お客様が困らない体制を整える。営業マンにお客様が付くのはもちろん良いが、TAAのお客様に不快な思いをさせないように、チームでフォローできるようにしたい。サッカーの経験で例えるなら、フォワードのようにポジションはあるが、点を取るのはディフェンスでもよい。ポジションがあっても攻めも守りもある。営業も同じで、自分の担当ではなくてもTAAのお客様に挨拶をする、話を聞くなど、チームでお客様に接し、考える力、創造力を自ら発揮できる組織にしたい。自ら行動できる組織は強い。

■堀内幸治会場長
自分がお客様だったら自ずと答えはでてくる。阿部室長も自分と同じように検査、営業を経験している。意識の根底にはお客様目線や目に見えない部分での支えの大切さを知っている。彼は現場の声も良く吸い上げる。その意見は大切にしたい。試行錯誤を繰り返しながら実行と検証が大事。皆が仕事をしやすい環境づくり、お客様が良くなることを続けてほしい。


■プロフィール
阿部祐輔(あべ・ゆうすけ)神奈川県出身、昭和49年生、43歳。
TAA入社後、整備士、検査員、営業、営業室長を経験。
意識しているのは話を聞くこと。考える力、創造力を大切にする。個性を活かしたい

関連記事

オークション

企業・団体

店舗情報

コラム

相場・統計

新製品

新車ランキング

中古車ランキング

年頭所感

整備

板金