ＪＵ福島（福島市笹木野・川村秀夫会長理事長）は５月17日、「平成29年度通常総会」を福島市内にて開催した。

　当日の販売協会・販売商工組合における議事の審議では、全ての議案が滞りなく承認、可決され平成29年度の事業計画が決定した。

　役員人事では、会長・理事長に７期13年目となる川村秀夫氏（川村自動車販売）が再任。副会長・副理事長も前期に続き小野圭一氏（太陽自動車）と橋本一男氏（東北自動車販売）が就任した。今年度より２名を追加した理事17名、監事２名の新役員体制をもって新たな期に臨む。

　28年度の事業報告では、オークション事業・金融事業・小売事業・指導環境事業のそれぞれにおいて収めた成果の報告がなされた。また、収支も各事業の成果を受け、剰余金計上となった。

　昨年度の事業は、クレジット金融事業・登録封印業務・用品販売が一昨年度以上の実績を記録。オークション事業も８月開催の「ももまつりＡＡ」では過去最高となる出品２７０５台を達成。会員が出品・参加しやすい企画、経費対効果を取り仕入れた施策により、目標を上回る出品・成約実績を残した。

　金融事業では、春夏秋のクレジットキャンペーン全てで目標を達成し、通算12連覇を成し遂げた。また、同商組初となる10億円達成の報告もなされ、同商組が一致団結して臨んだ結果の表れとなった。他にも指導環境事業では組合員研修として弁護士を招き「クレーム対応研修会」等を実施した。

　平成29年度は基本方針に、１・組合員のための組織活動、２・健全なオークション事業確立、３・適性販売店による顧客満足の推進、４・加盟店としての意識向上、５・地域社会発展への貢献を掲げ、一致団結して臨む。

　オークション事業では、毎開催の目標を設定し、月１回の１０００台規模の開催を実施し、魅力あるオークション会場・参加しやすい会場づくりに努める。小売事業では、今年度から小売補助を全面的に見直しをし、組合員の小売支援に繋がる対策補助を検討し、実施していく。

　総会の中で同商組が社会貢献事業として取り組むＮＰＯ法人「パンダハウスを育てる会」より川村理事長に感謝状の贈呈がなされた。また、組合説立40周年を祝して歴代理事長に感謝状の贈呈や功労者表彰、営業マンコンテストの表彰も執り行われた。