ＨＡＡ神戸（神戸市中央区、安藤之弘社長）は１１月１４日、「２１周年大記念オートオークション（ＡＡ）」を開催した。出品台数が今年度３番目に多い５９５２台に上ったほか、成約率は６２．５％の高率を記録した。新規出品車が４５００台規模に上るなど、高鮮度の小売りダマが多く集まったことで、バイヤーの活発なコールが飛び交った格好だ。

　セリ開始前のセレモニーでは池田浩照会場長が挨拶に立ち「２１周年を迎えることができたのも会員の皆様のおかげです。本日は６０００台規模の出品台数をいただきました。コロナ禍で需給バランスが崩れ、大変な中でのＡＡ開催ですが、アフターコロナの世界でも会員あってのＨＡＡ神戸ということは言うまでもありません。会員の皆様と共存共栄できるように、今後も皆様に喜ばれるＡＡ会場を目指し、スタッフ一同、努力してまいります」と謝辞を述べた。

　同会場では今回の大記念ＡＡに際して、部署の枠を超え、全スタッフが一丸となって営業活動を展開した。早期搬入も奏功し、４５００台もの新規出品車を効率的に集荷した。コーナー別で見てもプライムタイム系３コーナーで１８００台規模の出品を集めた。輸入車出品も堅調で、会場正面玄関前には良質な輸入車や国産プレミアム車両が多数並んだ。

　１１月は同大記念ＡＡを柱に、２１日は「オールディーラーＡＡ」、２８日は「ＨＡＡ11月祭」を展開、とりわけ２８日には緊急企画「リバースコーナー出品５台賞」を設ける。リバースコーナー出品５台ごとに１０００円分のＱＵＯカードをプレゼントする。

　１２月も４開催全てでイベントを展開する。５日は「ＨＡＡ１２月ファーストＡＡ」、１２日は「ＨＡＡ１２月祭」、１９日は「メリークリスマスＡＡ」、２６日は「２０２０年ＦＩＮＡＬ　ＡＡ」を開催予定。

　大記念ＡＡで盛り上げた一方、各開催でイベントＡＡを展開することで、１１、１２月開催は安定的な集荷を図り、１開催４５００台水準を確保する考えだ。

　同会場の初荷ＡＡは来年１月９日開催。事務局の年末年始休暇は１２月２９日から来年１月４日まで。