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【会場長インタビュー】ZIP大阪の倉田至宏会場長に聞く 「移転から2年、年間出品台数2万1000台規模に拡大」

  • 倉田至宏会場長 倉田至宏会場長

USS神戸への移転が奏功、会員利便は飛躍的に向上

 2015年10月1日の移転オープンから2年。兵庫県西宮市鳴尾浜の旧会場から、USS神戸会場(神戸市中央区)内に移転後、さらなる飛躍を見せるのは輸入車専門オートオークション(AA)のZIP大阪(神川薫社長)。USS神戸の恵まれた施設で、会員利便を向上、持ち前のブランド力により、良質輸入車出品が際立つ。移転2年目は年間2万1000台水準となる見通し。同会場の好調や今後の展望、USS神戸との連携などについて、倉田至宏(よしひろ)会場長に聞いた。  (室田一茂)

―移転2年を迎える中、業績は好調に推移する
「移転前の1年間と、移転後1年目、2年目の実績を比較・分析すると、移転前の1年間は年間出品台数1万8776台、移転1年目は同1万9750台、2年目は2万1000台を上回る勢いで推移するなど、持ち前の高成約率をキープしながら、着実にボリュームを拡大してきた」

「出品ボリュームが年々拡大する中、成約率は年間平均でも70%以上を常にキープする状況。高い時には80%超えをマークするなど、『売り』『買い』の活発な輸入車AAとして、しっかりと業績を伸ばすことが出来た」

―右肩上がりの成長を支える要因は
「旧会場に比べて立地条件も良く、来場者用駐車場の確保や全天候型出品ヤードによる搬入、下見環境の充実が会員の皆様に喜んでいただいている。旧会場+アルファのサービスを提供出来ていることが最大の要因と考えている。神戸市に会場を移したことで、兵庫県西部からの出品も増加、既存会員とともに新しい会員に参加いただき、来場数自体も増加傾向を示している」

「全天候型ヤードの安心感などから、定期的に開催する『ヴィンテージカーコーナー』への出品も堅調に推移、高額車が多く集まる中、会員の皆様に安心して出品いただける環境が整ったことが成長につながっている」

―USS神戸との相乗効果にも注目が集まっている
 「USS神戸の施設を間借りするだけでなく、両会場の強みをしっかりと伸ばしていけるようなコラボ企画の展開や連携が出来る環境に感謝している。互いへの相乗効果を生み出すだけでなく、USS神戸が活発に展開する各種イベントや企画に刺激を受けるとともに、大きなヒントを得る機会にもなっている。あらゆることで好影響を受けながら、自社の社員が切磋琢磨する体制に手応えをつかんでいる」

―ZIP大阪として今後の展開は
 「9月中にもインターネットホームページのリニューアルを予定している。内装の360度パノラマカメラの導入などで、会員の下見利便をさらに向上させたい」

【プロフィール】
倉田至宏氏(くらた・よしひろ)1974年8月奈良県宇陀市生まれ、43歳。
97年外国自動車輸入協同組合(FAIA)入社。2000年株式会社ファイア(現ジップ)に転籍。12年から会場長。趣味は旅行など。

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