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【2025年年頭所感】ジップ 藤田 吉宣社長

  • 藤田社長 藤田社長

輸入車のジップ”公平性の追求とお客様の利便性を優先課題に、より使い勝手の良いオークション会場を目指す

 新年あけましておめでとうございます。旧年中は会員の皆様をはじめ関係者皆様からご支援ご愛顧を賜り、心より厚く御礼を申し上げます。

 新年を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

 昨年のオークションの市場動向は、前年から続く自動車業界に関する諸問題や新車メーカーの認証不正による新車生産の遅延などにより、中古車販売店での商品量や卸売り車両が不足する状況が続きました。我々ジップにおきましても出品台数に影響を受けました。
 一方で会員の皆様からは「市場に良質車を求めているが、セリの応札は活発でなかなか買いきれない」等のお声もお聞きし、全体では成約率も上がりセリは活況な1年でありました。

 我々は出品台数が減少しても成約率が上がり、買い手と売り手、更に中古車オークション業界が活発に動き市場が活性化して欲しいと考えています。
 昨年は中古車の流通量が減少したと触れましたが、輸入車は国産車ほどの影響はなかったとは言え、同様の玉不足、流通量の減少はありました。しかしながら、国産車から輸入車、輸入車から国産車へ乗り換える一定量の顧客層があると考えられる為、輸入車における全体の扱い量の増加がオークション市場、輸入車市場の活性化につながると考えます。輸入車に特化したジップとしても輸入車と国産車の流通量増加が出品、成約の増加につながってくると考えております。

 昨年のZIP会場は、趣向を凝らし特設コーナーを中心に会員の皆様より、多くの出品をいただきました。東京会場・大阪会場共にそれぞれの会場の特長を打ち出せた1年でした。出品車においては高年式、高価格帯の良質車も前年に比較し増加しており、成約単価としては210万前後とオークション業界でもトップの成約単価となりました。

 ZIP東京会場は5月に単独開催5周年を迎え、その5周年の記念開催では多くの皆様のご支援を賜り、過去最高の出品台数、成約台数を更新することが出来ました。
 中でも10月・11月を開催強化月間として取組んだ秋の車種別特設コーナー(MB・BMW・VW・アウディ)は、“輸入車のジップ”ならではのコーナーを実現しました。お陰様で多数のご出品と活発な応札をいただき、出品・落札共に盛況に終わり、会員様皆様からご好評をいただきました。

 ZIP大阪会場は、長年の歴史とディーラー出品の多さを強みにご支持をいただいております。また、地元はもとより近畿圏の広くから良質の輸入車を商い出来る場としてご利用いただいております。
 昨年は、定期開催のヴィンテージコーナー、ヤナセコーナーを柱に、シュテルンコーナー、BMWコーナーを特設し、目標以上の出品台数をいただきました。また、10月の周年記念は2開催に分散しましたが、2開催目においては昨年最高の出品台数をいただきました。
 今後も大阪会場の強みを伸ばし近畿圏の輸入車AAを盛り上げて参ります。

 2025年乙巳日(きのと・み、ヘビ年)の年は、「努力を重ねて物事を安定させる緑起の良い年」とされています。我々としても辛抱強さが試される年にもなります。すぐに結果が出なくても、焦らず粘り強く取り組む姿勢を持ち、社員一同行動してまいります。その上でジップの基本的理念である公平性を運営の核とし、東京会場・大阪会場共に時代に即した利便性の提供を、努力を重ね追求してまいります。

 ”輸入車のジップ“として長年ご利用いただいておりますが、更に使い勝手の良いジップを日指し、利便性を考え輪入車と同様に国産車の取り扱いも継続して注力していきます。輸入車そして国産車も一括して出品、落札できる会場として、会員の皆様に活用していただきたいと考えます。

 本年も会員の皆様及び自動車業界携わる方々とも、中古車市場の健全な発展に向け、輸入車専門の特色を生かしながら、小回りが利く、より利便性の良い中古車オークション会場になるよう社員一同一生懸命努力して参ります。引き続きご指導ご鞭撻を賜ります様、心よりお願い申し上げます。
本年が皆様にとって素晴らしい一年となりますことを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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