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令和最新版【査定検査ガイド】㊱顔は地面スレスレまで低くする

 修復歴チェックの基本は【①外(外板)・②中(骨格)・③下(下回り)】の順番に確認することが効率的といわれています。ところが、外板部位、骨格部位に比べて【下回り】の確認を怠っている方が意外と多くみられます。

●下回り確認の目的とは?
 皆様が考える下回りチェックの目的とは何でしょうか?その多くは、
 ①ステップ部分のフレーム修正機痕
 ②リヤエリアの先端部分の損傷・修正痕
 ③バンパー下面やロアサポートの突き上げ
 を、挙げられるのではないでしょうか?
 査定検査に詳しい方であれば【耐チッピング塗装の状態】や【リヤフロアの突き上げ】等も確認されることでしょう。
 これらに共通するのは位置として比較的【ボディの外寄り】であること。
 しかし、下回りは【地面に最も近い距離】【外板部位で守られておらず、下からの損傷リスクが高い】という特性があります。こうした理由から【車体の中心エリア】まで見渡す必要があるのです。

●目線をどこまで低くしている?
 画像①をご覧ください。
 ここには車体下部の外板部位【ステップ】と【フロントフェンダー】の底面エリアが写ってています。査定においてここまで目線を低くしてチェックするのであれば合格!と、言いたいところですが・・・。
 よく見ると【センターフロアパネル】【フロアサイドメンバー】が写っていません。
 つまり目線がまだ高い証拠といえます。
 実際は、画像②のようにさらに目線を落とす必要があります。

●突き上げリスクの高い骨格部位
 地面の近くまで目線を低く、そして検査用ライトを用いることでボディの中心エリアまでしっかり確認することができます。
 画像③はフロアサイドメンバーの修正痕、さらに画像④では下回り全面に付着したペンキ跡が確認できます。
 ステップ下部はもちろんのこと、ここまで車体中心エリアを意識的に確認していれば見落とし防止につなげることができます。

●下回り映像が今後の常識へ
 DX化の時流に乗り、各オークション会場では【タイヤ山映像】や、【内装360度映像】、そして【下回り映像】とバイヤーにとって重宝する車両情報を次々と提供しはじめています。
 デジタルの力によって、出品検査の情報精度は今後も向上するのは必然。
 査定時には見づらい下回りでも、オークション出品時には簡単に発見されてしまうという事実を認識して査定に臨むようにしましょう。 

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