オークネット（東京都港区・藤崎清孝社長）は７月１日、「オークネット創業30周年『感謝の集い』」を都内のホテルにて開催した。

　「感謝の集い」は同社が創業時にＴＶオークションを開始してから30周年を迎え、その30年間に感謝の意を表すべく開催。「感謝の集い」は二部構成で催され、一部ではジャーナリストの池上彰氏を招き「石油が世界を動かす」を題目に記念講演を開催。二部は約６００名の来賓を招き懇親会を開催。同社の創業から30年の歩みとともにこれからのビジョンが示された盛大な会となった。

　懇親会で挨拶に立った藤崎社長は、「３０年前の１９８５年は電電公社の民営化や携帯電話の登場など、日本における通信の幕開けの年。当社はその年に世界初の通信によるリアルタイムオークションであるＴＶオークションを創業者である藤崎眞孝氏が発案し、スタートした。１９６０年代から中古車販売の草分けとして事業を起こし、その後通信販売事業やコンピューター販売事業を手掛けるなど、数々の事業を手掛けた事業精神を強く持った実業家であり、創業者の類稀な発想力と行動力があったからこそ事業化することができた」と創業者を称えた。
　また、現在については「４輪事業をはじめとした６事業部で取扱総計額は１６８０億円、会員数は２万５０００社に及んでおり、ＩＴ化によるＢｔｏＢビジネスを様々な業界での流通・効率化に役立つサービスを展開していく」と述べた。
　最後に「オークネットは未来に向けて現在の状況に満足することなく、お客様により一層ご満足いただけるように新たな挑戦を続けたい。めまぐるしく変わる経済状況の中でその時代にあった最適なソリューションでニーズにお応えし、新しい未来をお客様とともに歩んでいきたいと考えている。オークネットは明日の流通を創造していく」と思いを述べた。