ＫＡＡ京都（京都市伏見区・大峰高社長）は、１月１６日「新セリシステム導入グランド記念ＡＡ」を開催、場内の車両置き場が満車状態となる出品６５１台を集め、成約５８・５％の高実績を収めた。

　新たに設置された１Ｆの受付端末はタッチパネル式で、食券発行・自社出品一覧印刷・仮計算書印刷・搬出券発行・再出品申込票印刷・賞品引換券を発行する。また、２Ｆポス席には個別セリモニターが備えられ場内の雰囲気は一変した。また、ポス席後部には下見検索機も設置され、会員の利便性を向上させた。

　セリに先だち挨拶に立った豊丸美行常務は「新システムグランドオープンにご来場頂き感謝申し上げます。先週９日に開催したプレオープンで会員様から『よく出来ている』とお褒めの言葉を頂きました。今後も皆様からのご意見を伺い改良を重ねたい。これからのネット社会に対応していきたい」と謝辞を述べた。
　続いて来賓を代表しＪＵ京都の藤井進理事長が挨拶に立ち「自社で開発された新オークションセリシステムを見て素晴らしいと思った。今後の発展を期待している」と祝辞を述べた。

　記者会見で豊丸常務は「新しいセリ機でポス応札の感覚（スピード）が改善したと喜んで頂いている。映像も最大８枚まで対応が可能になった。また、ＭＡＸ４桁だった会員マスターが５桁に対応し、これまで１万社が限界だったが９９万社まで登録できる。これで外部ネットの参加が増え成約率が上がると期待している。これから、５月福岡会場・８月山口会場・１２月えびの会場と、グループ３会場に導入するが、京都会場とえびの会場は水曜日同時開催なので同時中継なども自社で出来るので、可能性は無限と思っている。今回のセリシステム（業務システム）の自社開発は、当社にとって大きな賭けだったが何事も問題なく導入が出来安心している」と語った。