トヨタユーゼック（千葉市美浜区・向井英夫社長）が運営するＴＡＡ九州（福岡県小郡市）は、10月開催の「オープン12周年記念」を月間５回全て「記念ＡＡ」とした。

　第２週の10月９日、記念セレモニーで挨拶に立った向井英夫社長は、「平成12年10月にオープン、通算５７２回を開催し、取り扱い台数は１０２万台を突破しました。平成18年には鹿児島に南九州会場を開設、会員皆様の利便性を高めた。エコカー補助金終了の動向もあり、１～９月の出品は対前年同比で１４０％を達成、成約率も65％と高水準を維持することができた。今後の市場環境は不透明ですが、中古車の注目が上がる時期でもある。会員皆様に貢献できる会場運営に努めていく。また、提携するＣＡＡの３会場、ＴＡＡの西日本の５会場を合わせ、火曜日は８会場で約１万台のネットワークオークションを実現でき幅広い台数を確保できたと思っている。さらにオークションに加えインターネット落札システム『Ｔ-ｗｅｂ』で在庫車を卸売りできるストックワンプライスをスタート、９月末の段階で約２万５,０００台の在庫車を登録し好評を博している。これからもＴＡＡは会員皆様の様々なニーズに応えていきたい」と謝辞を述べた。

　同記念月間ＡＡでは、「新規出品車出品料無料（流札時）」や「売切りコーナー新規出品車の流札時陸送費２０００円補助」などの出品企画が奏功し、第１週が２１２６台（成約１１９７台）、第２週が２９３９台（成約１８９５台）、第３週２６１６台（成約１６１２台）の高実績を収めた。また、９日・16日の２開催では、会場玄関前で提供されたメロンパンなどのケータリングも美味しいと好評だった。

　記者会見で人見真司会場長は、ＴＡＡグループの１～９月期の実績を報告。５開催全てを記念ＡＡとした理由について、「昨年度に開催した11周年記念で過去最高を更新し、セリ終了は深夜に及んだ。ＣＳ向上を目指し、山を削って谷を埋める平準化した運営にチャレンジした。新規入会の目標については、２０１４年末までに現在の２９００社を３０００社に引き上げたい」と語った。