９年ぶりにＴＡＡ九州会場に帰任し、会場長の大役を任された黒川和之さん。ＴＡＡ南九州会場の営業室長として５年、ＴＡＡ愛媛サテライト会場長として４年のマネジメント経験を培い、満を持して九州会場長に着任した。
　同会場に会場長として戻り「９年ぶりで大きく変化している。会場スタッフに支えられながら、新しい風を送り込んでいきたい」と意気込む。

　こうした思いを持ちながら「現状の会場運営ノウハウを継承しながら、魅力ある会場作りに取り組みたい」という。

　黒川さんは２００５年６月、九州会場に中途入社。１０年間にわたり同会場営業室で経験を積んだのち、南九州会場（鹿児島県湧水町）に赴任、営業室長として活躍、新規オープンの愛媛サテライト会場では「会場長」という役職に初めて就いた。小規模ながら、着々とマネジメント経験を積み、九州会場には「会場長」として帰任した。

　最も大切にする考えは「地域密着」。同会場が担当する北部九州５県（福岡、大分、佐賀、長崎、熊本）をしっかりとカバーし「お客様にとって『安心』『安全』な商いの場を提供していきたい」と、スタッフと一丸になって会員サービス強化に努める考えだ。

　現在の状況について「トヨタ系にとっては『耐える時期』と言っても過言ではない。新車供給が安定化するまでの間、中古車の重要性が高まっている。こうした中でしっかりとトヨタ系ディーラー各社や会員各社に寄り添いながら、会場の存在価値を高めていきたい」と、大きな使命感を持って会場長職にまい進していく考えだ。
（室田一茂）

【プロフィール】
黒川和之（くろかわ・かずゆき）氏。１９７０年３月１日大分県生まれ、５４歳。
２００５年６月トヨタユーゼック入社、九州会場営業室。１５年南九州会場営業室長。
２０年７月愛媛サテライト会場長。２４年７月九州会場長。
趣味は読書で、菊池寛の「恩讐の彼方に」がおすすめの一冊。