平成元年５月に福岡県古賀市に「九州初の企業系ＡＡ」としてオープンしたＫＣＡＡ福岡（福岡県古賀市）の第二会場としてオープンしたＫＣＡＡえびの（宮崎県えびの市・大峰高社長）は９月26日、「創立21周年大記念」を開催、出品台数が昨年10月に開催した20周年記念で記録していた３,２５１台を超える３,２６５台を集め、過去最高記録を更新した。当日は、多くの会員が来場、成約台数も自社ネットの「ＫＣ-ｎｅｔ」など外部落札率が高まっており、１７５７台（率53・８％）を記録、盛況なオークションとなった。

　セリ前の記念セレモニーで挨拶に立った大峰高社長は、「今、中古車業界・新車業界は変化が激しい。エコカー補助金の影響で新車販売は過去最高を記録するディーラーがあるほど業績がいい。逆に中古車業界は小売りが厳しく、鉄スクラップ価格も下がっている。オークション流通は補助金効果で良かったが、後半は厳しくなると見ている。今後、消費税が８％・10％と上がるが、取得税、重量税の廃止を勝ち取ろうとしておりすべてが悪いことばかりではないと期待している。当えびの会場は一昨年が出品６万９５９２台、昨年が８万４０３６台とプラス１万４４４４台という好実績を記録出来た。今後２年間で「京都・福岡・山口・えびの」の４会場のセリ機とポスコンピュータ　を入れ替える。京都会場は12月までに新しいセリ機に入れ替え、１月からはＫＣリアルでの参加が可能になる」と21年間支える会員への謝辞とグループ４会場の『自社で開発したポスコンピュータ』の入れ替え計画を発表した。

　同会場が21周年記念ＡＡで出品記録を更新した背景には、７月18日（水）から９月26日までのロングランで企画した「創立21周年大記念ポイントキャンペーン」や取引賞・早朝抽選会・ダーツゲームなどの企画と、積極的なイベント告知戦略などが奏功した。同会場のオープンから陣頭指揮を執る豊丸美行常務も挨拶で、「この厳しいタマ不足の中、昨年の20周年記念を上回る過去最高の出品を頂き、会員皆様の協力に心から感謝申し上げたい」と謝辞を述べた。