ベイオーク（大阪市住之江区・塩原淳平社長）は、１月11日に開催した「初荷＆第95回ＳＵＡＡ近畿ジョイントＡＡ」において、「辰年の会員の『幸』を祈願したい」と中国縁起民族芸能「龍の舞」を招き、初セリスタート前に舞を披露、希望する会員には玄関前で「龍」との記念撮影会などを催した。

　セリ前、挨拶に立った森好二郎会場長は「昨年は７,８３９社の会員が取引を頂き、総出品10万１,２９７台、成約率69%の実績を頂いた。本年も皆様のお役に立てるオークション運営に邁進する」と述べた。また、年間を通じての車輌早期搬入・来場皆勤・書類早期入庫会員上位３社を表彰した（車輌早期搬入１位・豆村自動車株式会社　２位・有限会社アーバンクラブ　３位・株式会社オオツカ、来場皆勤１位・ＩＢＣＪａｐａｎ株式会社　２位・スズキオート　３位・オートセンターハナミズキ、書類早期入庫１位・株式会社リ・レストフル　２位・株式会社ミツイオートサービス　３位・カー・パレット　ワタナベ）。
　※早期搬入と書類早期入庫の条件　年間51開催で１開催１台以上を条件として累計出品台数が51台以上から上位３社までを表彰している。
　
　また当日は、「東日本大震災ＢａｙＡｕｃプロジェクトＰａｒｔ４」企画でチャリティ入札会が行われ、出展された譲渡書類がない消防車（ハイゼットトラック）が善意溢れる沖縄県の会員から17万７０００円で落札された。消防車を提供したモリオート商会の盛 登喜雄（モリトキオ）社長は落札された結果報告を聞き、「普段ベイオークで行っている『東北支援プロジェクト』に賛同し提供した。東北の子供達の為に役立てて欲しい」と語った。

　この浄財は、後日今月25日開催まで行われる募金と合わせ、被災した子供たちを支援する「東日本大震災ふくしまこども寄附金」に寄付される。さらに会員サービスで鏡開きも行われ、会員に焼きたての餅（砂糖醤油・きなこ・のり）と甘酒などを振舞った


【中国ＡＡへ技術事業】
　同社は１月11日、中国（蘇州市）で３月初旬にオープンする中古車オークション運営会社の「福馬二手車服務有限公司」への技術提供（査定方式・オークションシステム構築・組織づくり・会員開拓など）を行ったと発表した。　
　同社初の海外プロジェクトは平成22年６月、中国に関連会社を持つ企業からの打診を受け関係者とのミーティングなどを経て受諾した。
　今回の中国事業について塩原淳平社長は、「会社の方針として新規事業には積極的にチャレンジしたいと考えている。今回の案件は政府関係者や蘇州市の開発プロジェクトでもあり承認した。将来海外展開の可能性も含め、社員の成長（夢）に繋がると判断した」と語る。
　プロジェクトを担当する経営戦略室の久井誠二郎次長は、「オークション以外での収益部門として外貨の獲得、企業としての骨格づくりと考えて取り組む」としている。


【２０１２年初荷＆第95回ＳＵＡＡ近畿ジョイントＡＡ実績】
　出品台数２,４１４台　成約台数１,６２９台（67．５％）
新鮮組（ブロック）成約率７３・２％、ＳＵＡＡ近畿ブロック成約率６４・４％、リースアップブロック成約率73・．７％、パワフル軽四ブロック成約率70．８％、売切りブロック成約率86・９％