ＪＵ栃木（栃木県宇都宮市、秋元弘光会長・理事長）は３月２１日、「ＪＵ栃木設立５０周年記念祝賀会」を宇都宮市内のホテルで開催した。

　会員・組合員をはじめ、５０周年の節目に際しＯＢも多数来場した。また、県内外からの来賓が約２００名出席する盛大な祝賀会となり、５０周年の大きな節目を祝った。

　冒頭で記念動画「ＪＵ栃木５０年の歩み」を上映。１９７３年７月、栃木県の中古車販売店１１８社が結集し、栃木県中自動車販売協会を設立から始まり、今日に至るまでの栃木県の中古車販売業界の健全な発展に大きく貢献してきたＪＵ栃木の歴史が紹介された。
　記念動画の中で秋元会長・理事長は「ＪＵ中販連は『中古自動車販売士認定制度』『ＪＵ適正販売店認定制度』を推進し、この認定を受けている会員数に占める割合が全国３位。ユーザーに車を通して安心と信頼を提供している」と紹介した。
　他にもオークション事業も昭和５０年４月から開始し、昨年２０００回開催を迎えたことなどを映し、ＪＵ栃木５０年の歩みを伝えた。

　主催者あいさつで秋元会長・理事長は「販売協会は昭和４７年の８月に設立し、年度で５０年。翌年４９年６月に認可を受けた商工組合が数えで５０年を迎え、本日５０周年祝賀会を開催させていただいた。協会は現在２１３社、商工組合は１７１社の会員数となり、５０年かけてここまできた。年々会員数は増加しており、ＪＵ栃木が歩んできた道に間違いはなかったと言える証の一つと思う」と述べた。
　また「これからＪＵ栃木が進む道は、常に消費者保護を念頭に会員様・組合員様に有益な状を発信し続ける。変化のスピードも激しいがルール、モラル、コンプライアンスを守り、次世代の業界、また後継者、指導者の育成に取り組んでいきたい。そして地位社会への貢献に参画し取り組んできたい。一年一年、一歩一歩、前進し年輪を重ね、ＪＵ栃木という大樹を太く、大きく、強く、成長させていきたい」と力強く述べた。

　続いて来賓を代表し、福田富一栃木県知事、関東運輸局栃木運輸支局の古谷野正久支局長、ＪＵ中販連の海津博会長の３名が祝辞を述べた。

　福田県知事は「５０年にわたり、会員皆様が一丸となって取り組んでいる。中古車販事業はもとより、地域社会の経済発展にも多大な貢献をいただいている。栃木県庁については過去５年間で車椅子８２台、また毎年、おもいやり駐車利用証を１０００枚単位でご寄付をいただいている。様々な社会貢献活動に取り組まれていることに敬意を表するとともに、栃木県にも様々なご支援をいただき感謝」と謝意を表した。

　古谷野支局長は「協会・組合設立以来、社会的な貢献を果たし、中古車業界に多大な貢献をされてきた」と述べ、ＪＵ栃木の活動を称えた。

　海津会長は「ＪＵ栃木は、初代会長が中古車は信頼無くして売れない。その証として適正販売店制度の導入から中古車販売士に多くの会員が参加している。我々の業界で健全な発展をするためには、安心と信頼を車に乗せて一緒にお客様に提供しなければならないという精神が、会員皆様に結びつき今の結果に繋がっている。私の記憶では、初代の高崎会長が中古車販売事業者憲章の原案を考えられた方と記憶している。中古車販売事業者憲章は未だに色あせることなく、我々の業界のため、あるいはお客様のために、この事業者憲章の精神に則って活動することが、強いては自動車の流通の健全化、そして業界の正常化、そして合わせてお客様の信頼の獲得に繋がると理解している。ＪＵ栃木の代々の会長・理事長が『業界の健全化と消費者の信頼』、この言葉をずっと言ってこられてきた。長年の歴史の中で一つのポリシーをずっと守ってこられたことに改めて敬意を表する。引き続き次の世代に向かって我々の業界の信頼を獲得すべく、ご尽力をいただきますとともに、ＪＵ栃木様が益々発展されますよう祈念する」と述べた。

　来賓に続いて三代目会長・理事長の高木功記関連協相談役が登壇し、祝辞を述べた。