ＴＡＡ兵庫（兵庫県西宮市、北口武志社長）は６月４日、「ＴＡＡ５５周年記念オートオークション（ＡＡ）パート１」を開催した。出品台数は１０２３台に上り、このうち８３１台を成約、成約率８１．２５を記録、成約単価も６７万２０００円の高値を付ける活発なセリで盛り上がりを見せた。

　セリ開始前のセレモニーでは、平野裕治常務理事が挨拶に立ち「ＴＡＡは５月末時点で累計出品台数１５９１万台に達し、７月には１６００万台に到達する見通しです。こうした中、６月はＴＡＡ５５周年記念企画として、全会場で地元自治体への寄付活動を実施するほか、例年通り、お客様アンケートも実施します。５５周年の節目ですが、更なる会員利便向上へ努力を重ねてまいります。また、オンラインでのさまざまなサービス提供など、今後もデジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）化を推進してまいります。引き続き、皆様に末永く支持していただける会場を目指してまいります」と感謝の言葉を述べた。

　宮崎佳紀会場長は「５月３開催の実績は総出品台数４３４５台ということで、１開催あたり１４４８台ものご出品をいただき、平均成約単価６１万１０００円、成約率８０．８％を記録するなど、高成約で大変中身の良いセリを展開することができました。本日も活発なコールでイベントＡＡを盛り上げてください」と、会員に呼びかけた。

　同会場は年間を通じて出品台数１０００台超を目指すべく、集荷活動に取り組んでいる。現段階（１～５月時点）では、１２０７台という高水準だ。着実に前年実績を上回る右肩上がりの成長を見せている。５月は「皐月まつりパート１」に２１５４台を集荷するなど、実績を押し上げている。今年の年間実績では「まずは１１００台水準を目標に、１０００台を切るＡＡ開催を極力減らし、安定的な出品ボリュームを確保したい」（宮崎会場長）と話す。

　こうした躍進の背景については「販売店や一般会員の皆様のご協力はもちろん、会場スタッフがコツコツと努力してくれたおかげ。取引社数も倍増するなど、スタッフの成長を感じながら、会場を育てていきたい。今後は今一度、地元西宮市や隣接する尼崎市などの会員へのアプローチに注力したい」（宮崎会場長）と手応えをつかむとともに、意気込みを話した。