ＪＵ福島（福島市笹木野・川村秀夫会長理事長）は５月14日、「平成30年度通常総会」を福島市内にて開催した。

　当日の販売協会・販売商工組合における議事の審議では、全ての議案が滞りなく承認、可決され平成30年度の事業計画が決定した。

　平成29年度の同商組は、川村理事長をはじめ執行部・各委員長が、事業の流れを掴み推進策・反省点を見出し事業の拡大・発展に注力。オークション事業は前年を上回る出品台数を集荷。金融事業では全キャンペーン達、前年を上回る実績を上げた。また、小売事業・指導環境においても組合員支援、社会福祉貢献を果たし、順調な事業運営が行われた。川村会長理事長より「各部門で納得のいく組合運営、組合活動を遂行できた」と事業報告がなされた。今年度は、「ＪＵ福島が一丸となり、知恵を絞り、健全経営を行なっていく」とした。

　また、総会の中で各種表彰の授与、同商組が社会貢献事業として取り組むＮＰＯ法人「パンダハウスを育てる会」より川村理事長に感謝状の贈呈がなされた。

　川村会長理事長は平成29年度の事業報告において、「オークション事業ではオークション事業部を中心に企画の立案、見直し、１月から導入した２レーン方式によるセリを開催し、時間の短縮、利便性を図り、メリットを活かしながら台数を確保し、昨年を上回る４万４８１２台を集荷することができた。金融事業では全てのキャンペーンを達成、15連覇となり毎年前年度を上回る実績を上げることができた。年間を通しても12ヶ月連続で前年実績を上回り、昨年以上の取り扱い実績を挙げることができた。小売事業では、組合員の小売支援策として支部毎の宣伝補助費を厚くし、地域の特殊性を活かした宣伝方法で各支部の小売向上を図ってきた。支部では合同チラシを実施しながら、ＴＶ・ラジオを活用し、組合員の認知度アップに向けた「ＪＵメンバーショップ」の広告を実施した。指導環境では、組合員の適正な利益追求のため、販売適正化・表示適正化等を重視しながら消費者保護・社会貢献ための事例の通達、プライスボード表示内容適正化を調査、指導してきた。また、『ＪＵ中古自動車販売士制度』の新規・継続更新をし、先を見据えた小売支援に役立てるよう推進してきた。平成29年度は組合員皆様にご尽力をいただき、各部門で納得のいく組合運営、また組合活動を遂行できたことに感謝」と述べた。

　今年度については、「震災後の人口減少や少子高齢化をはじめとした社会構造の変化、自動車業界を取り巻く厳しい環境に対し、商品の品質に対する信頼消費者の信頼・安心感の確立や販売方法の拡大など顧客が満足する情報提供がより一層必要になってくる」とし、「ＪＵ福島の組合員・役員・執行部・理事・役職員が一丸となって困難を乗り切り、知恵を絞りながら、健全経営を進めていきたい」と述べた。

　また、同商組は積み上げてきた内部留保を設備の老朽化対策等に当て、将来を見据えた取り組みを行なっていくとしている。