ベイオーク（大阪市住之江区）の社長が交代した。３月末で塩原淳平氏が勇退、後任には取締役で現在５１歳の柏原隆宏氏が４月１日付けで昇任した。

　４月３日開催のＡＡ開始前のセレモニーでは川原浩祐取締役が登壇し「４月１日より代表が交代いたしました事をご報告させていただきます。前代表の時にいただきました会員の皆様からのご支援、ご厚意に対し、深く感謝申し上げます。新社長には、柏原隆宏が就任いたしました。新体制になりましても、会員の皆様のお役に立つ会場作りを社員一同、鋭意取り組んでまいりますので、皆様の変わらぬご指導、ご支援の程、よろしくお願い申し上げます」と、社長交代を報告した。

　塩原前社長は今年６２歳という若さだが、２００５年４月の法人化からベイオークの経営に携わり、類まれな行動力と豊富なアイデアで海外などで数々の事業を展開するとともに、東日本大震災、熊本地震、能登半島地震などの震災が発生した際には、会員と一緒になって被災地に寄り添った。株式化１０周年の記念事業では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（大阪市此花区）を貸し切り、会員や関係者ら総勢７０００人を招待するビッグイベントを成功させた。ＡＡ運営においては常に「お客様第一主義」「おもてなしの心」を社員に問いかけ、社員と一緒になって汗を流す人物だった。まだ６２歳という若さだが、自身が社長に就任したのも４０代の時で、若手役員に活躍の場を譲った格好だ。

【プロフィール】
柏原　隆宏氏（かしはら・たかひろ）１９７２年６月２１日大阪府泉佐野市生まれ、５１歳。２０１０年６月、ロードカー・ユーポス社長。趣味は映画観賞。好きな言葉は「三方良し」「Ｗｉｎ‐Ｗｉｎ」「共存共栄」など業界や地域社会との調和を重んじる。建設会社での勤務経験を持つ。