ＪＵ東京（東京都足立区、萩田典雄会長理事長）は１月１９日、「協会設立５０周年・商組設立４５周年記念＆令和５年賀詞交歓会」を都内のホテルにて開催した。

　賀詞交歓会はコロナ禍の影響で２０２０年以来、３年ぶりの開催となったが同組合員に加え、ＪＵ中販連海津博会長、ＪＵ関連協各県の会長理事長や執行部、企業系オークション関係者、また小池百合子東京都知事、平沢勝栄代議士や関係団体など多数の来賓が一堂に会して節目の設立周年と新年を祝った。

　会の冒頭にはＪＵ東京５０年の歩みを振り返ったビデオが上映され、時代の変化に対応し発展を遂げてきたＪＵ東京の歴史と歴代会長の取組みが紹介された。

　開会に際し萩田典雄会長理事長が年頭の挨拶に立ち「先人が努力し、この業界を作っていただいた。またＪＵ中販連が中心となってこの業界の形を作っていった。土屋正巳顧問から『組織が発展しないと業界は成長しない』という言葉をいただくが、５０年を迎えられたのはこの言葉どおり組織が発展してきたからだと思う。諸先輩の話を聞くと、この５０年間は諸先輩方の業界を発展させようという努力と意欲のもとに現在に至っていると感じる。今年は癸卯（みずのと・う）であり、癸卯は何事も筋道を立てて進めれば発展する時期と聞いている。６０年前の癸卯は池田隼人総理大臣のもと所得倍増計画が訴えられた。翌年は東京オリンピックがあり、右肩上がりの流れがあった。今はコロナ禍やウクライナ侵攻など不安要素はあるが、今年の癸卯は我々の業界も改めて発展に導けるよう頑張っていきたい。ＩＴ化やｗｅｂの利用が当たり前になり時代の流れは速いが、その流れに目をそらす訳にはいかない。青年部は研修会で“メタバース”をテーマに取り組む。若い人たちが新しい流れを掴み、業界発展のために頑張っていただきたい。同時に私たちも頑張っていかないといけない」と述べた。
　最後に「会長就任時に『和を以って尊しとなす』をスローガンに掲げたが、お互いに認め合い、意見を交換し、その中から良い物が出来上がってくると教わった。これからは組織がより一層一体感を持って進むことで業界が発展すると感じている。組合員の皆様は組合に目を向け議論していただき、より良いＪＵ東京であり、組織となるよう頑張っていきたい」と述べた。