ＫＣＡＡ南九州（宮崎県えびの市・大峰高社長）は３月１４日、「新会場４周年大記念オートオークション（ＡＡ）」を開催した。出品台数は今期５番目に多い１８８１台に上ったほか、成約台数１１０８台と成約率５８．９％はともに今期３番目の高水準となった。

　セリスタート前のセレモニーでは、大峰社長と同社スタッフが整列し、会員への謝意を表した。
　大峰社長は「１６００台の目標を掲げていたが、１８００台を超える出品に心より感謝。さらに、今日は春商戦に相応しい良いタマが揃っており、仕入れには絶好のチャンス。ぜひ時間の許す限りコールをお願いします」と会挨拶した。豊丸美行常務も「（新燃岳）噴火の影響が懸念されたが、火山灰などの被害も一切なく、周年オークションを開催することができた。多数の出品を頂いたディーラー、会員に感謝いたします」と謝辞を述べた。

　当日は全コーナー出品料１０００円（流札時）の特別施策や出品と落札の取引賞を設けたほか、取引会員を対象とした「居残り豪華抽選会」を実施した。さらに「四輪牧場」会員限定で下見料無料の特別施策を展開、会場外部からの活発な応札を引き出した。

　同会場では、昨年から成約率向上の取り組みを強化、今年は２月１４日開催の「開設２７周年大記念ＡＡ」で成約率６２．２％を記録するなど、堅調なＡＡ実績を上げている。２、３月は開設２７周年大記念、新会場４周年大記念の２開催で１８００台オーバーの出品台数と６０％前後の成約率を記録し、量と質の両面で結果を残した格好。前年同期開催の「新会場３周年大記念ＡＡ」と比較すると、実に１５ポイント以上の成約率向上となり、「ディーラー・初出品コーナー」への７６０台もの出品など、高鮮度の小売りダマ集荷が「売り」「買い」の活発化を後押し、堅調なＡＡ実績を支える。