年間流通台数３００万台を視野に/ユー・エス・エス

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ＪＡＡ・ＨＡＡ神戸を子会社化

　ユー・エス・エス（愛知県東海市・安藤之弘社長、以下「ＵＳＳ」）は８月24日にジェイ・エー・エー（東京都江戸川区・田畑利彦社長、以下「ＪＡＡ」）の株式66．０４％を取得した。これに伴いＪＡＡおよびＨＡＡ神戸（神戸市中央区・菊地秀武社長）を子会社化した。

　今回の株式取得について９月15日にＵＳＳ本社で記者会見が開かれ、ＵＳＳから安藤之弘社長、山中雅文副社長、ＪＡＡから田畑利彦社長、早原弘明副社長、ＨＡＡ神戸から菊地秀武社長の５名が出席した。

　記者会見で安藤之弘社長は「ＪＡＡの株式取得により今年度年間流通台数３００万台を確保する見通しができた。今後について、まずはＪＡＡ・ＨＡＡ神戸の現状把握に努め、会員の皆様の利便性を高めるために、共通会員化を取り急ぎ進めていく。また、検査基準や手数料などＵＳＳと異なっている項目について、早急に調査し判断を行うが、できる限り統一する考えでいる。ＪＡＡおよびＨＡＡ神戸の名称については、長年使われている名称であり、混乱を防ぐためにも当面変更はしない。開催曜日についても変更はしない」と述べた。

　田畑利彦社長から「安藤社長と話し合いをさせて頂く中で、今回のＪＡＡ・ＨＡＡ神戸の子会社化は、お互いにとってＷＩＮ―ＷＩＮの関係が作れることが決め手になった。今後はＵＳＳグループの一員として更なる会員サービスの向上を行っていきたい」と述べた。

　両社は今後２年を目途にＪＡＡの発行済み株式のすべてを取得することについて協議を重ねていく。