中古車買い取りフランチャイズチェーン（ＦＣ）を展開するユーポス（大阪市西区・柏原隆宏社長）は６月２４日、大阪市内の会場で「２０周年記念ユーポス・カンファレンス」を開催した。同社の創業２０周年を記念し、ＦＣ加盟店オーナーをはじめとする関係者が一堂に会し、第１部のカンファレンスと第２部の記念パーティーを催し、２０周年を共に祝った。

　第１部のカンファレンスでは、柏原社長が今年度方針を説明した。今年度目標として関西エリアの買い取り台数を３万３０００台に引き上げる計画を発表した。期中の新店舗展開は新規１２店舗を計画する。

　柏原社長は「今期は査定数増へ取り組みを推進する。お客様とＦＣ加盟店、そしてＦＣ本部がそれぞれ良くなる関係性と仕組み作りを強化していきたい。早期に関西地区１００店舗体制を構築するため、イオンモールへの出店も含め、さらに２０～３０店の増加を図るべく、ドミナント戦略を推進する」と本部方針を説明した。

　柏原一郎会長は「（２０周年という）この機会に改めて原点に立ち返り、『お客様第一主義』を推進していきましょう。（ＦＣ本部として）ブランドイメージ統一やサービスレベルの均一化に注力し、全加盟店のためにレベルアップを図っていきたい」と話した。

　ユーポスでは、２０１４年度の１年間で店舗数が６９店舗に拡大した。前期から１０店舗の増加となり、店舗開発部門を独立させ、効果的な加盟店数増や既存加盟店の増店に拍車がかかる。７月１１日には「ユーポス有田中央店」（和歌山県有田市）が新規オープンする予定。

　第２部の記念パーティーでは柏原社長がＦＣ加盟店オーナーに謝辞を述べたほか、設立当初から加盟するオーナーの栄誉を称えた。