ＪＵ中四国連絡協議会（二村義春会長・ＪＵ中四国）の青年部会（本田淳一代表幹事）は２月２５日、愛媛県四国中央市のＬＡＡ四国（丸山明社長）で、「ＪＵ中四国青年部ジャンボオートオークション（ＡＡ）」を盛大に開催した。ＪＵ系の常設ＡＡ会場がない四国だが、４県（徳島・香川・愛媛・高知）の青年部会が連携して開催にこぎ着けた。四国地区での中古車流通活性化につなげるほか、若手経営者の交流機会創出にも大いに貢献した。ＡＡ前日には、徳島市内のホテルで講演会を開催、８２人が受講したほか、懇親会にも全国から多数の来賓、青年部会関係者を招いた。

　当日のＡＡは、ＬＡＡ四国の協力のもと、「ＪＵ０→１０コーナー」と「ＪＵコーナー」の２コーナーなどに１０２４台の出品があった。当日の総出品台数２０８６台の約半数を占めた。

　今回の企画では、ＪＵ徳島の多田圭吾青年部会長が中心となり、四国４県の青年部が協力し合い、約１年越しの準備を進めてきた。「現状、常設会場がない４県が集まってのＡＡ開催ということで、大変苦労した。ただ、ＪＵ岡山とＬＡＡ岡山のモデルが大変参考になり、地理的にも四国の中心で開催出来た」とする。初開催は成功裏に終え、青年部メンバー、ＬＡＡ四国会場関係者の双方にとって手応えのあるＡＡとなったことは確かだ。
　本田代表幹事も「ＪＵ組織にとってＡＡは一番重要な事業。ＡＡをすることで人が集まる。ＡＡを通じた商売だけでなく、情報交換や交流といった大きな価値を生み出してくれる」と青年部主催ＡＡの開催意義を話した。
　
　前日の講演会も大成功となったが、「関心が高く、今の青年部メンバーは横のつながりが強く、良いムードがある」（ＪＵ中四国青年部＝豊田圭宣顧問）と手応えをつかむ。本田代表幹事も「自主的な取り組みとして、（四国４県の）４人が１つの目標に向け取り組んだ。改めて青年部のまとまりの良さを感じた」とする。
　
　講演会では、ＪＵ長野の杉浦義人氏が演壇に立ち、ＪＵ中販連が推進する「適正販売店制度」について講義を行った。中四国青年部会員はもちろん、全国から多数の青年部会関係者と来賓が集まるなど、関心の高さが際立った。講演会終了後には、青年部ジャンボＡＡの前夜祭を開催し、大いに盛り上がった。