ＪＵ沖縄（仲田裕治会長・理事長）は１０月２６日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで「沖縄県中古自動車販売協会創立５０周年・同商工組合設立４５周年記念式典・祝賀会」を開催した。会員・組合員をはじめ、県内外からの来賓ら総勢２１０人が出席し、盛大な式典・祝賀会で、５０周年の大きな節目を祝った。

　冒頭のあいさつで仲田会長・理事長は「本協会は県内の中古車販売に携わる事業者が集い、自動車を通じて『業界と地域の発展』に貢献することを目的として昭和４８年１０月２５日に創立されました。創立当時の会員数は７１社でありましたが、現在の会員数は３５０社に迫り、当会の基幹事業であるオートオークション（ＡＡ）事業も昭和５１年９月１９日の第１回開催時の『１６０台』から、現在では毎週約３５０台の出品がなされ、先週までに１８８０回ものＡＡが開催されました。また累計の出品台数においても『８０万台』を超え、長期にわたり『県民の足』として中古車をご利用いただいているところです。また、もう一つの事業の柱である購買事業においては『１３年連続全国１位』となり、ＡＡ事業とともに当会を支える大きな事業に成長しております」と振り返った。

　また、仲田会長・理事長が打ち出した４つの重点事項の取り組みについても言及した。１つ目は「基本綱領」の制定と「中古自動車販売事業者憲章」の浸透。２つ目は「ＪＵの日」の制定。３つ目は「ＳＤＧｓ宣言」に向けた活動と「ＤＸ（デジタルトランスフォ―メーション）」の推進。４つ目は「支払総額表示」の推進。
　仲田会長・理事長はこうした４つの重点項目を推進することで「今後も組織の『透明性』『信頼性』を追求し、地域の皆様から信頼を得ながら、会員企業共々、更に成長し続ける組織を目指してまいります」と、強い意志を表明した。

　続いて沖縄県中小企業団体中央会の岸本勇会長が祝辞を述べた。

　ＪＵ中販連の海津博会長は「沖縄県の本土復帰の翌年、昭和４８年の創立ということで、ここ沖縄で大きな功績を収められました。５０年の長い間、歴代会長や役員、事務局の皆様のたゆまない努力の賜物です。今われわれの業界は大手販売店による不正問題などで、ユーザーから大変厳しい目が向けられていますが、ＪＵ中販連の一番の目的は安心と信頼を提供することです。１０月から支払い総額表示もスタートしましたが、今一度、お客様の方を向いた商売を推進し、皆さんとともに信頼回復に取り組んでいきたいと考えております。ＳＤＧｓ活動やＤＸ推進など、仲田会長・理事長のお話から、大きな感銘を受けました。皆さんとともにこの難局を乗り切り、次の５０年を歩んでいきたいと」と祝辞を述べた。

　式典では、ＪＵ中販連・海津会長からＪＵ沖縄に対して表彰状が贈られた。また、仲田会長・理事長からは役員在籍２２年の幸喜洋三前会長・理事長ら９人に「創立５０周年記念役員功労者表彰」で表彰状と記念品が贈られた。

　祝賀会の中締めのあいさつでは喜納智春副会長。副理事長が「これからの６０年、７０年はもちろん、できることなら１００周年を本日お集まりの皆様とともに一緒に祝いたいと思います。今後ともご支援宜しくお願いします」と話した。

【創立５０周年記念役員功労者表彰】（カッコ内は会社名と役員在籍年数、敬称略）
　▽幸喜洋三（幸洋自動車販売、２２年）、▽湧川善徳（ヒロオートセールス、２０年）、▽瑞慶村弘（ずけむら自動車販売、２０年）、▽大城義久（大栄自動車、１８年）、▽新垣眞一（ペイレスモータース、１８年）、▽金城光宏（ラッキー自動車商会、１６年）、▽上地朝夫（琉朝自動車商会、１４年）、▽上地健昭（ケーワン、１０年）、▽與那覇利通（前専務理事、１７年）