ＫＣＡＡ南九州２ｎｄ（宮崎県えびの市、大峰高社長）は８月１９日、「ＫＣＡＡ南九州２ｎｄグランドオープン大記念ＡＡ」として、第１回オークションを開催した。ＫＣＡＡグループの５番目の現車ＡＡ会場として土曜日開催のＡＡをＫＣＡＡ南九州（水曜日開催）で開催、新規出品車を集めた特色あるＡＡで、フレッシュなセリを展開する。当日は目標の３００台を１００台以上も上回る４０４台を集荷、このうち３２８台を成約し、成約率は８１．２％という第１回開催に花を添える記録的な数字を叩き出した。成約単価は３１万６０００円に上った。

　ＫＣＡＡ南九州２ｎｄ（セカンド）では、牟田慎一南九州会場長が兼務するものの、専属スタッフ（８人）を新たに採用し、別運営で営業展開する。ディーラーや買取り店と合わせて、平日のＡＡ開催に参加しづらい整備や鈑金塗装などの事業者の参加を想定したＡＡ。「土曜日なら参加できる」という会員の声を受け、週２開催（水、土）のＡＡ運営で、南九州エリアの会員利便を高めていく考え。

　こうした幅広い会員層を想定し、セリ進行も２レーン交互セリ方式を採用、土曜日の午前中、ゆったりとしたセリ進行で、新規ダマを競るイメージ。

　セリ開始前のセレモニーで大峰社長は「南九州会場が９月で早３２周年を迎える。新しい時代を会場スタッフたちに任せつつ、新たに土曜日開催のＡＡを立ち上げた。１会場で週２開催のＡＡを展開するが、グランドオープンに先駆け、８人もの良い人材を確保することもできた。本日は皆様のご協力のおかげで、４０４台もの新規ダマを集めることができた」と会員への感謝の気持ちを述べた。

　地元業界を代表してＪＵ宮崎の平山学理事長があいさつに立ち「週２開催という素晴らしい決断をされたことに敬意を表したい。地元を活性化する素晴らしい企業として多くの地元からの人材確保も行われ、今回のＡＡでは４０４台もの出品台数が集まった。ハイブリッド・ＥＶコーナーなど、南九州セカンド独自のコーナーも立ち上げられた。週２開催は大変な苦労もあるかと思いますが、益々の発展に期待している」と、祝辞を述べた。

　牟田会場長は「計画３００台のところ、皆様のおかげで４０４台という出品台数を集めることができました。１台１台丁寧にセリを行い、成約につなげていきたい」と感謝の言葉を述べた。

　応援に駆け付けたＫＣＡＡ福岡の大江修司会場長も「グループを挙げ、南九州セカンドが皆様のお役に立てるよう、盛り上げていきたい」と、力強いエールを贈った。

　当日は「売切りコーナー」が９７．１％、「エクセレントコーナー」が７０．４％、「ハイブリッド・ＥＶコーナー」が６５．９％など、活発な売り買いで高成約率のセリを展開した。ディーラー出品が６割を占めるなど、地元業界からの力強い後押しにより、素晴らしいオープニングを披露した。