ＨＡＡ神戸（神戸市中央区、瀬田大社長）は８月２０日と２７日の２週連続開催で「ＵＳＳ開設４０周年記念オートオークション（ＡＡ）」を開催した。２０日開催では過去最高成約率７５．０％を記録、２７日も７４．３％と過去２番目に高い高水準だった。２開催合算で１万１０００台を超える出品台数を集荷、２７日開催の出品店件数は１１００社を超える活況だった。

　２７日開催ＡＡのセリ開始前セレモニーでは萩田匡利会場長が「前開催に続き、ＵＳＳ開設４０周年記念ＡＡを開催させていただきました。８月でＵＳＳは４０周年を迎えました。愛知県東海市で出品台数２５５台の手ゼリオークションを始め、今では全国１９会場で、週５万台規模のＡＡを開催、市場シェア４０％の会社に成長させていただきました。会員の皆様の長年の強く厚いご支持のおかげです。２週合計で１万１０００台を上回る、たくさんのご出品、会場を代表してお礼申し上げます。今後もＨＡＡ神戸は皆様に常に必要とされる利用価値の高い会場を目指してまいります」と感謝の言葉を述べた。

　２週連続開催の今回の記念ＡＡでは、２０日に４９９７台を集荷、メインイベントの２７日には６０５８台を集荷するなど、大きな存在感を示した。２７日の出品店件数が１１１６社に上るなど、幅広い会員層から支持を受けている同会場の現状を物語る実績だ。

　萩田会場長はここ最近の取り組みについて「この半年、１年は会員数増と休眠会員の取引再開に注力してきた。今回の記念ＡＡではこうした取り組みが数字に結び付いてきた手応えがある。１１月の『２３周年記念ＡＡ』で目標とする出品店件数１２００社に向け、大きな弾みになった。今後も会員目線のＡＡ運営を目指していきたい」と大きな手応えをつかむとともに、11月の周年イベント成功に向けて、高い意識で取り組む。

　こうした中、この２カ月間トライアル展開した「セカンドプライム＆Ｒコーナー」を９月以降は常設コーナー化する。セリ順は「３０ＭＡＸコーナー」の次。各開催とも出品１５０台規模をコンスタントに集荷、成約率も７０％台後半を持続する人気コーナー。

　一方で「今後は新コーナーの導入などは控え、改めて既存コーナーの醸成を図っていきたい。会員の声をしっかりと聞きながら、ＡＡ運営に活かしていきたい」（萩田会場長）と意気込む。

　２７日開催のＡＡでは、取引１台賞として静岡県産の「クラウンメロン」をプレゼントしたほか、２階レストランでは「ステーキ定食」など、豪華メニューを揃えた。また、豪華景品が当たる「ガラガラ抽選会」を実施するなど、活発なイベントを展開した。会場は多数の来場会員が集まって賑わい、活気溢れるセリで終始盛り上がりを見せた。