ＵＳＳ九州（佐賀県鳥栖市、瀬田大社長）は１月２３日、「新春ＢＩＧオートオークション（ＡＡ）＆鹿児島サイト１２周年記念ＡＡ」を開催した。出品台数は６２２４台を集荷した２０２０年１１月２１日開催「誕生２６周年記念ＡＡ」に次ぐ今年度２番目の４７１２台を集荷、鹿児島サイトからの出品も３００台に上る大盛況だった。出品店件数は今年度最多を記録した。

　当日は「プライムタイム＆ディーラー（軽、輸入車含む）」と「プレミアム売切り」の出品料を流札時半額としたほか、鹿児島サイトでは、これまで出品できなかった軽微な損傷車両が出品可能となり、会員利便を高めた。

　鹿児島サイトでは「鹿児島サイト」が「鹿児島サイト・ライト一般」に、「鹿児島サイト売切り」が「鹿児島サイト売切り・ライト売切り」に新コーナーにリニューアルした。安全走行が可能で軽微な事故・現状車が出品可能となったものだ。通常時の同サイト出品台数は概ね１００台程度だったが、今回の記念ＡＡに際しては、３００台もの出品が集まった。今回のコーナーリニューアルで、更なるベースアップを図る考えだ。

　一方で、九州会場での新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、食堂テーブルのパーテーション設置などを検討している。新美幸夫会場長は「会員の皆様に安心・安全に取引していただけるよう、対策できるところはしっかりと対応していきたい」と話す。コロナ禍で会員の安全を第一に考える同会場の方針は明確だ。

　こうした中、会員のビジネスチャンスを拡大する狙いで、出品車のクリーニングサービスの導入も検討している。手洗い洗車や車内清掃などを専任スタッフが手がけ、出品車の価値を少しでも高めるためのサービス。「会員から預かった出品車を少しでも価値を高めてＡＡで売却いただきたい」（新美会場長）と話す。