ＪＵ神奈川（小田原市成田・安藤悟会長理事長）は５月20日、「令和元年度通常総会」を横浜市内にて開催した。

　当日の販売協会・販売商工組合における議事の審議では、平成30年度の事業・収支決算報告が行われたほか、令和元年度の事業計画・収支予算の審議、承認がなされた。

　任期満了に伴う役員改選では、安藤会長理事長の再任および、役員人事を決定した。　
　
　総会開会に際し安藤会長理事長は平成30年度の事業を振り返り「ＪＵの安心と信頼の構築に努め、コンプライアンスの周知徹底を行ってきた。また、昨年度は新たに14社の新規会員が増え、協会員は４１２社となった。商工組合ではオークション・クレジット・封印の各事業で前年を上回る実績を収めることができた。１００年に一度の大変革期と言われ、自動車業界全体の先行きも不透明な時代だが、こんな時代だからこそＪＵ神奈川は皆様と一枚岩になり、業界の発展に努め、新しい令和の時代を迎えたい」と述べた。

　昨年度は、同商組事業は好調に推移。オークションでは出品数３万３６５０台（前年比１０７.４％）、成約数１万８６０５台（前年比１０８.７％）、成約率55.３％（前年比１０１.３％）と好成績を収めた。また、金融事業でも全キャンペーンにて目標を達成し、20連覇達成となった他、小売振興事業・封印事業においても組合員の積極的な事業参加を継続している。

　新体制決定後、各役員が登壇。安藤会長理事長は「自動車業界の発展に努め、消費者からの信頼を得られる努力、会員の皆様がより良い商いができる環境づくりを目指していく」と抱負を述べた。

　今年度も流通・小売振興・金融・封印の各事業の発展を目指し組合事業を展開していく。流通事業のオークションでは、昨年導入した２レーン化による利便性向上を背景に、営業をはじめとした活性化策を推進する。小売振興では「適正販売店認定制度」の推進、勉強会・講習会の積極的な実施を通じて、小売面での販売店バックアップを推進していく。金融クレジットは、ＪＵクレジットの推進に加え、全国的にも取り扱いが拡大している個人リースに関するプロジェクトチームを立ち上げ、積極的に推進していく。

　同日の午前中には「令和元年度青年部定期総会」を開催。青年部会長には筆頭副部会長を務めていた豊原洋紀氏を新任。併せて青年部役員人事も決定した。豊原青年部会長は「全員野球」を掲げ、青年部は一丸となり、活動に取り組む。