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「BP登録店制度」を導入

  • 写真はUSS横浜会場 写真はUSS横浜会場

車の構造変化の理解と正しい流通を目指して

 ユー・エス・エス(愛知県東海市・安藤之弘社長)が運営するUSS東京(千葉県野田市)とUSS横浜(横浜市鶴見区)の2会場は今夏を目処に、「BP登録店制度」を導入、同コーナーの設置を予定している。

 近年、飛躍的に向上している自動車の安全・環境性能に伴い、使用されている電子制御部品やボディ構造も大きく変化している。この性能を維持するためには、新技術に対応した適切な車体整備が必要であり、技術と合わせスキャンツール等の設備がより重要になっている。
 自動車メーカーや国土交通省はこの性能を維持するために、自動車流通の過程において適切な整備が為されているかを危惧しており、同社はこうした業界の動きを背景とし「BP登録店制度」を導入する。

 同社は「BP登録店制度」の運営において、同社も会員である一般社団法人日本自動車補修溶接協会(東京都千代田区・吉野一会長:以下、JARWA)に協力を求める。  
 JARWAが持つメーカー指示書及び修理データをBP登録店会員に提供し、会員はそのデータに基付いて修理を行いオークションに出品する。主要骨格部位の修理を施した車両の評価点は従来通りの「R点」を予定しているが、修理の過程を画像とテキストファイルで開示する。
 関係者は「修理の情報を開示することで、バイヤーは安心して落札でき、小売時にユーザーに修理箇所と状態をしっかり説明できることで販売後のトラブルを減らすことができる」としている。

 同社は「オークション会場として正しい流通を推進していくことは責務であり、バイヤーの先にはユーザーがいる。修復歴車でも適正に修理されたものを明確にして流通すれば板金整備の価値も高まる。BP登録店の参加(出品)も必要だが、バイヤーに修理の価値を理解してもらうことも大事」としている。

 「BP登録店制度」の加入には11の条件があり、会員であること等の基本条件を含め次の通り。①USS会員でありBP工場を営んでいること、②CISの会員であること、③JARWAのウェルダーオーナー会員またはテクニカルデータ会員であること、④製造者責任保険(PL保険)に加入していること、⑤車体整備情報記録システムを使用するための環境があること、⑥インバーター制御型スポット溶接機の設置、⑦汎用スキャンツール(コードリーダーは不可)を備えていること、⑧フレーム修正機を備えていること、⑨塗装ブースを備えていること、⑩デンソーDST-iを備えていること、11・Android4.0以上搭載のスマートフォンを所有していること

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