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【フロントランナー】 JU大分 専務 宮崎 千春さん  〜JU中販連・中商連唯一の女性事務局責任者として活躍〜

  • JU大分 宮崎 千春専務 JU大分 宮崎 千春専務
  • 中野理事長、宮部顧問、佐藤副理事長らの深い理解が宮崎さんの活躍の原動力 中野理事長、宮部顧問、佐藤副理事長らの深い理解が宮崎さんの活躍の原動力

ネットワーク事業補助金など、好事例を全国に発信

 社会における女性の活躍の場は年々増加している。大手企業などでは明確な目標を掲げて女性の社会進出を支援するなど、女性役員や管理職の登場はさほど珍しい事でもない。こうした中、大分県中古自動車販売協会・大分県中古自動車販売商工組合(中野大会長・理事長、JU大分)は昨秋、総務部長だった宮崎千春さんを専務に抜擢した。現在、中販連・中商連を構成する各単協・単組では唯一の女性事務局責任者の誕生だ。

■期待感を感じながらも強い責任感を持って
 宮崎さんは短大を卒業後すぐにJU大分事務局に入った。当時は短大で教員を目指していたというが、知人からの紹介もあり、JU大分を選んだ。数字が好きだったこともあり、経理・事務として長年組合事務局運営に従事した。これまでを振り返り、「人と仕事に恵まれていた。会員の皆さんに成長させていただいたことに感謝している。入局当時から月2回のAA開催があったので、開催日には特に組合員とのコミュニケーションをとることができた。当時は特に『男性社会』の色が濃かった業界で、女性だからこそ出来ることを模索しながら、組合員のために何ができるか、いかに役に立てるかを考えて行動した」とする。長年培った組合員との人間関係と誠実な姿勢が広く認められる中、「期待感とともに責任の重さを感じながら」JU大分の専務職を通じて、さらなる業界発展に貢献していく考えだ。

■昨年、組合AAのネット化に際し大きく貢献
 昨年1月からJU大分AAは念願だったネットワーク接続を果たした。この一大事業の裏方で、宮崎さんの情報力と行動力による公的補助金が組合の金銭的負担を大きく軽減した。全国中小企業団体中央会が行う「中小企業活路開拓実現化事業」(組合等情報ネットワークシステム等開発事業)に申請・承認されたもので、その過程では多大なる苦労の連続だったという。「いろんなところに情報のアンテナを張りめぐらせていた。組合、組合員のために何が出来るかを考え、支えていただいた皆さんのために頑張れた」という補助金申請には、莫大な書類を準備しての申請から東京にある中央会本部での面接、選考委員による査察・ヒアリングなどのステップがあった。こうした補助金はJUナビ導入などを検討する全国のJUに展開可能で、「組合事業が全国的に厳しいとされる中で、大分の事例が参考になれば」と、情報展開にも積極的だ。組織活性化につなげるべく、こうした動きを全国に波及し、JU組織の活性化に期待を寄せる。

■役員の理解と女性事務局員の活躍
 自動車業界は一般的に「男性社会」と言われる中、役員の理解と協力、そして信頼関係に支えられる。「全国の女性にも頑張って欲しい。『自分から行動を起こす』ことで、仕事にやり甲斐を持ち続けることが出来る」とし、女性が活き活きと働けるよう、「少しでも刺激を与えられたら」と、常に自分磨きを怠らない。

【プロフィール】
宮崎 千春氏(みやざき・ちはる)1963年3月13日、大分県日田市生まれ。83年JU大分事務局に入局。総務・経理部門に従事。直前は総務部長。好きな言葉は「信念」「継続」「努力」。

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