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【トップインタビュー】ビッグモーターグループのハナテン米倉晃起社長に聞く

  • ハナテン・米倉晃起社長 ハナテン・米倉晃起社長
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  • リニューアルしたサインポール リニューアルしたサインポール
  • AA会場玄関に移設した「E-CAST」カウンター AA会場玄関に移設した「E-CAST」カウンター

AA4レーン化へ向けプロジェクトを始動

 中古車小売り台数全国ナンバー1のビッグモーターグループ(山口県岩国市・兼重宏行CEO)の傘下に入り、丸10年が経過したハナテン(大阪市城東区)。7月30日には直営オートオークション(AA)会場において、「30周年大記念AA」を開催するなど、関西エリアにおける老舗AA会場として、確固たる地位を築いた。同社トップとして10年間にわたり経営の舵を取る米倉晃起社長に30周年を迎えたAA事業への考えや今後の事業展開などを聞いた。  (室田 一茂)

――AA会場の30周年を迎えて
 「回数にして1492回目となる30周年大記念AAだが、この歴史は先輩方がじっくりと積み上げてこられたもの。今回30周年の節目を迎えたものの、今後もさらに35年、40年と着実に実績を積み上げていくのみ。全国の100数十カ所あるAA会場の中で、これだけの歴史を積み上げてきた会場も少ないはず。今後もビッグモーターグループの強みを生かし、安定的な出品台数を安定供給していきたい」
 「AA運営において、『成約率』が最重要であり、また面白味でもある。グループの総合力で供給台数を確保する一方で、安定的に高成約率を確保していきたい」

――ハナテンAAの特徴は
 「買取り、下取り車を中心とした『ユーザーコーナー』など、小売り向け車両の充実が挙げられる。これを象徴するのが平均落札単価にある。AA開設当初から60万円前後の相場で安定しており、この間ほとんど変わっていない。国内中古車小売りの現場で最も必要とされる価格帯のこうしたクルマの供給は自社小売り店ネットワークを持つ大きな強み」

――今年はAAの会員増強に取り組んでいる
 「毎開催700社前後の会員が落札し、中古車小売り店からの引き合いが強いのが特徴だが、今年は落札店数だけでなく、出品店数においても一般会員の拡大を目指している。来場会員の利便性や快適性を考えた設備入れ替えやリニューアル、看板やサインポールの刷新などを矢継ぎ早に展開する中、毎開催2500台出品、4レーンのセリを手がけるためのシステム入替を念頭においたプロジェクトもスタートさせた。セリ時間が大幅に短縮され、2500台規模のセリでも午後2~3時の終了時刻が見込まれる。会員の時間的負担を軽減し、さらなる会員満足につなげていきたい」

――自社におけるAA事業のあり方は
 「『クルマに関することは全て』というのがグループの方針だが、AA事業も無くてはならない事業であることは間違いない。買い取り事業の拡大も推進しながら、受け皿となるAAの存在価値を高めていきたい」

【プロフィール】
 米倉晃起氏(よねくら・こうき)1966年6月21日山口県防府市生まれ、48歳。89年4月ビッグモーター入社。2005年4月ハナテン顧問。同6月社長。ハナテンAAには22歳の頃からバイヤーとして通った。

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