トヨタユーゼックが主催するＴＡＡ関東会場（千葉市美浜区）は７月１１日、「ＴＡＡ関東会場移設１７周年記念ＡＡ＆七夕まつり」を開催した。当日の出品数は２,３８１台。８０％近くの成約率を記録する同会場に対する出品社の期待が伺える出品数となった。

　開催に先立ち挨拶に立った向井英夫社長は「ＴＡＡ関東はＴＡＡの歴史そのもの。ＴＡＡは関東会場が一番の基盤。会員の皆様にここまで鍛え、育てていただき感謝している。これからも関東会場がＴＡＡの成長を切り開いていくリーダー拠点として頑張っていきたい」と述べた。また、「関東会場は１月にリフレッシュし、立体駐車場の改修、セキュリティの強化に取り組んだ。商売の場として快適で信頼性を高め、安心して取引いただける場としていきたい」と意気込みを語った。

　続いて森田雄二会場長は、来場会員と多数の出品に謝辞を述べ、当日の出品台数の８７％が新規ダマと紹介。イベント企画の説明とあわせ来場会員を盛り上げた。

　当日のイベント企画は、抽選で豪華賞品当たる「豪華福引大抽選会」や取引賞、来場記念品を用意。抽選会では抽選結果に会員が一喜一憂し、賞品を手にしていた。また、好評のＴＲＤグッズ展示販売会を開催。ＴＲＤグッズを手に取り選ぶ姿にも熱がこもっていた。

　セリ開始後の記者会見で同会場に設置の「ハイブリッド・ＥＶコーナー」について森田会場長は「同コーナーの出品数は今後も増えると考えている。同コーナーを狙って来ている会員の姿も見え、同コーナーが定着してきていると感じる」と手応えを語った。
　また、ＴＡＡ全体の成約率が75％を記録し新規ダマ比率が高まっている点について向井社長は、「出品台数の確保は大変だが、完売に近い状態が続いているのはありがたいこと」と出品店の協力と活発なセリを展開するバイヤーに感謝の意を表した。今後は、仙台・石川に開設したヤードの使い勝手を向上させ、現地の「買う力」の基盤づくりを行うとした。

　当日の結果は、出品２,３８１台、成約１,８６７台、成約率７８.１％、成約単価５１万７,０００円の高実績となった。