ＪＵ新潟（海津博会長・理事長）は５月２９日、新潟市内の新潟グランドホテルにおいて「令和６年度通常総会」を開催、令和５年度事業報告及び令和６年度事業計画案を上程、全ての議案が承認決議された。

　総会冒頭で海津博理事長は、昨年の事業を振り返り「昨年はコロナの終息と共に活動が通常に戻りつつありましたが、新車供給の遅れなどで困難な1年でした。オークション事業では49回の開催で、出品台数４万４２７６台、成約台数２万９５４７台、成約率６６．７%と、過去最高の成約台数を達成しました。青年部会は３回のオークションを開催し、成約台数２９８４台、成約率６９．６%でした。LBクラブのオークションも年４回開催し、成約台数４６８２台、成約率７４．３%と高い成約率を記録しました。金融事業では昨年苦戦しましたが、銀行との競合にもかかわらず努力を続けています。小売振興委員会では中古自動車の表示を支払総額に変更し、ラジオやYouTubeを通じて広報しています。引き続き支払総額表示の浸透に努めますので、ご協力をお願いします」と述べ挨拶とした。

　商工組合の令和６年度の事業計画では、オークション出品計画台数4万２０００台を掲げ、出品台数と成約率の向上を目指し、ＪＵ群馬、ＪＵ長野他、近隣のＪＵ商組、AJ新潟との連携を強化する。また、長岡サテライト会場設置のための検討と研究を行う。

　販売協会の事業計画では、業界の責任団体としての認識を更に高め、消費者保護の推進、会員企業の経営基盤の強化と業界の協調発展を図るため、商工組合と共同して様々な施策を展開する。中でも消費者保護対策については、自動車公正競争規約、消費者関連法等関係法令の徹底と遵守、総額表示の徹底推進、消費者とのトラブル未然防止策の推進、走行距離数及び修復歴車の表示の徹底と不当表示の排除、ＪＵ安心保証制度の周知と推進、中古自動車販売士制度積極的推進、ＪＵ適正販売店認定制度の積極的推進、自動車公正取引協議会との連携による中古車相談室の充実等８項目を重点的に取り組むことが報告された。