ＪＵ岐阜羽島オートオークション（岐阜県羽島市、熊﨑尚樹社長）は、４月１５日、「設立１０周年記念ＡＡ」を開催。当日は歴代最高台数となる８８１０台を集荷、成約４６５７台、成約率５２．９％、成約単価３１万３０００円を記録。多くの会員が訪れ、記念開催に相応しい活気あふれるセリを展開した。

　セリ前のセレモニーで熊﨑社長は早朝からの来場の御礼を述べるとともに「皆様のおかげで無事、設立１０周年を迎えることができた。また、設立以来過去最高となる８８１０台の出品をいただき感謝している。この３年間は業界として大きな環境変化が起きていたが、ネットワークや遠隔化の仕組みが確立していたことで、皆様の商売への影響はそれほど大きなものではなかった。今後は次の時代にむけた施策やコミュニケーションを模索しながら、皆様とともに自動車業界に役立てるサービスを提供していく」とあいさつを行った。
　
　続いて、ＪＵ岐阜・横山隆仁理事長があいさつに立ち「ＪＵ岐阜羽島オートオークションは昭和６１年９月に羽島に移転、この会場は１８年前の平成１７年にグランドオープン、１０年前の平成２５年に株式会社としてスタートした。これからも会員様と強力なパートナーシップを築き、会員様目線で運営をしていく」と述べた。

　当日はＪＵ各商組の会長を中心に、企業系オークションの会長、社長など多くの来賓が招かれた。来賓あいさつでは、代表してＪＵ中販連・海津博会長が「今回の出品台数は会員様との大変強固な絆があっての記録。これからも将来に向かって発展をしていって欲しい」と祝辞を述べた。

　今開催で打ち立てた歴代最高出品８８１０台は、２０１８年４月に開催した「設立５周年記念ＡＡ」の７８７３台を約１０００台上回る結果となり節目の記念開催に花を添えた。また、コーナー別では同会場の看板コーナーであるトレタマ＆ＥＸ系４コーナーに（トレタマＥＸ・３０・１００＆売切りＥＸ）に歴代最高となる４００６台が出品。会場関係者は「１０年積み重ねた会員様との信頼関係が今回の結果につながったと思う。また、開催成功に向け全スタッフが手を抜くことなく、持てる力を全て出し切ってくれた」と話す。

　同会場では株式会社設立以来、最新かつ斬新な技術や設備を導入。出品車への保証付帯や専用端末によるＯＢＤ検査、外装３６０度画像や顔認証によるエントリーシステムなど数限りない。また、近年では認証整備工場の建設や音声入力による検査の導入などを行った。

　取材の場で熊﨑社長は「この１０年間多くの方に支えられ、改めて感謝している。会員様のおかげで、記録的な台数を集めることができたが、ヤードの収容能力を超え、出品制限をしなければならなかったことは、大変申し訳なかった。今後は収容能力の拡大と処理能力を高めていく必要性を感じている。節目の１０年を迎えることができたが、これからは、業界の課題や問題点を読み取る能力を備えながら、当社の強みを活かし、広範囲の会員様に提案をしていく。大事なのは会場に価値を感じてもらい、期待してもらえることである」と抱負を語った。

　イベントでは、「トレタマＥＸ」「売切りＥＸ」「トレタマ１００」の出品料無料（流札時）、メンバーズポイント５倍（出品・成約・落札）の他、大人気のワンコイン果物朝市やお客様感謝賞では、取引１台以上で「大関吟醸酒カステラ」を進呈、さらに名湯温泉ペア旅行や高級家電が当たる抽選会を行ったほか、来場者プレゼントでは「エアーかおるタオル」を用意した。

　前日には都ホテル岐阜長良川にて、設立１０周年パーティーを開催した。当日は来賓、関係者含め２６５名が出席、熊﨑社長、横山会長挨拶の後、来賓代表としてＪＵ中販連・海津会長、ＪＵ中部・松本富男会長が謝辞を述べ、荒井商事・荒井寿一会長が乾杯の発声を行なった。催しでは、ものまねタレントのＭｒ.シャチホコさん、ミラクルひかるさん、ゆうたろうさんのショーが行われ来場者を楽しませた。