九州地区のＵＳＳ２会場が過去最高水準の高成約率で沸いている。ＵＳＳ九州（佐賀県鳥栖市）は８月２０日開催「ＵＳＳ開設４０周年記念オートオークション（ＡＡ）パート１」で過去最高成約率７３．８％を記録したほか、ＵＳＳ福岡（福岡県筑紫野市）でも８月２４日開催「納涼祭パート１」で７７．５％を記録する活況だった。２０２０年８月１９日開催の７８．７％に次ぐ高水準だった。こうした流れを維持しながら、９月後半のＡＡでは、２会場合算の取引台数賞を設けるなど、両会場が一体となったイベント企画で盛り上げを図る。

　ＵＳＳ九州の８月２０日開催ＡＡでは「プライム系コーナーの出品が多く集まったほか『プレミアム売切り』にも多くの出品車が集まるなど、良質車小売りダマを集荷したことで、記録的な高成約率につながった。前月末からの早期搬入も効果的だった」（新美幸夫会場長）と、盛会だったお盆休み明け「ＵＳＳ４０周年記念ＡＡ」の２開催を振り返る。２０日と２７日は２開催合算の取引台数賞を設けた。出品台数は４５１８台と４５９４台で、２開催合算９０００台を超える盛況だった。成約率も２０日の過去最高成約率を筆頭に７割を大きく上回った。

　一方のＵＳＳ福岡も「納涼祭」を２４日と３１日の２週連続イベントとして開催。２４日は８５７台、３１日は８０６台を集荷したが、いずれも７割を大きく超える成約率だった。ここでも２開催合算の出品台数賞を設けた。

　ＵＳＳ九州からＵＳＳ福岡への再出品を促す「ＧｏＴｏ！ＦＵＫＵＯＫＡ！再出品賞」を設けた。ＵＳＳ九州の２０日と２７日の開催分について、２４日と３１日のＵＳＳ福岡に再出品を促すものだ。

　こうした両会場の連携イベントは９月後半の開催でも更に強化する。核となるイベントは、ＵＳＳ福岡の２１日開催「ＵＳＳ開設４０周年記念ＡＡパート１」とＵＳＳ九州の２４日開催「オータムスペシャルフェア」の２開催だが、これにＵＳＳ福岡の２８日開催「ＵＳＳ開設４０周年記念ＡＡパート２」を加えた２会場での３開催で合計出品賞を設ける。文字通り、九州と福岡の両会場を利用することで、出品店にとってはチャンスが拡大するが、中でもＵＳＳ福岡の２８日開催は出品カウントが２倍になる。
　「合計出品１０台賞」と「合計出品２０台賞」のほか、「合計出品ｏｒ落札３０台賞」、「合計出品ｏｒ落札５０台賞」が設けられている。これをサポートする形で８月に大好評だった「ＧｏＴｏ！ＦＵＫＵＯＫＡ！再出品賞」を展開する。１７日開催のＵＳＳ九州から２１日開催のＵＳＳ福岡、２４日開催のＵＳＳ九州から２８日開催のＵＳＳ福岡への再出品を促す企画。

　また、両会場とともに、鹿児島サイト（鹿児島市）の盛り上がりにも注目が集まる。旺盛なサイト出品も両会場の魅力になっており、オール九州で盛り上げを図る。