ＨＡＡ神戸（神戸市中央区・菊地秀武社長）は１１月１９日、「ＨＡＡ神戸開場１７周年記念オートオークション（ＡＡ）」を開催した。当日は７０００台超の新規出品車を集めるなど、厳しい市場環境の中で１万８７３台を集荷、成約率は５８．５％を記録するなど、出品１万２５８１台を集めた「立体駐車場完成１０周年記念ＡＡ」（４月９日開催）に次ぐ今期２番目の成約台数を記録するなど、活発なセリで年末商戦に良質小売りダマを供給した。
　
　当日は、ディーラー協賛各コーナー（乗用車・ミニバン・ワンボックス、軽四、輸入車）を設けた。同コーナーへのディーラー出品社数は１８４社に上り、過去最多実績となった。

　セリ開始前のセレモニーで菊地社長は「国内の中古車流通市場は微増、貿易は昨年後半から引き続き低調と、市況は回復基調とは言えない状況で推移しています。こうした中、セリ活性化の大切な指標となる出品店数、落札店数は前年アップにて順調に推移しています。お客様の積極的なご参加が１７周年を迎えた今でも活気ある会場維持の原動力となっており、改めて皆様に心より感謝申し上げます。今後も皆様のご意見にしっかりと耳を傾け、スピーディーに対応させていただくことはもとより、会員皆様の快適なビジネス環境作りにまい進してまいります」と謝辞を述べた。

　同会場では、１０月にはセリ活性化を目的に「ＪＵナビリアル」との接続を開始した。落札促進を目的とした外装５段階評価に取り組むほか、１１月からは会場端末をリニューアルし、ＡＡ会場では初の試みとなる車検証情報を端末上で確認できる「諸元管理システム」の提供を始めた。個別出品番号検索、商談・不在登録機能も追加した。　また、１１月１４日からは使い勝手を重視し大幅改良した「ＪＡＡ／ＨＡＡＷＥＢ」をリリースしたばかり。
　こうした取り組みと合わせ、ユーザー初出品コーナーや輸入車コーナーの順調な台数推移により、１～１０月の出品台数は４０万７９３８台を数え、前年同期比６．７％増の高水準で順調に推移している。

　当日の会場内では、第８３６回ＡＡにちなんで、全８３６本外れなしの「ガラガラ大抽選会」を実施、長蛇の列が出来た。このほか、レストランではステーキランチなどの特別メニューを提供、無料屋台の出店も行い、お祭りムードの中、多数の来場会員で賑わった。