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会場を支えるスタッフ/ONAA(大阪日産オートオークション) 課長 江藤演良氏

  • 会場の魅力を語る江藤演良課長 会場の魅力を語る江藤演良課長
  • 活発な手ゼリの模様 活発な手ゼリの模様
  • ボリューム満点のランチ ボリューム満点のランチ
中古車のオークション業が発展したのは言うまでも無くポス端末の普及によるところが大きい。
現在120会場近くあるオークション会場のほとんどはポス端末を導入している。
そのような情勢のなかで手ゼリを徹底的に効率化して運用しているのが大阪日産オートオークション(ONAA・大阪市此花区・吉岡末治社長)である。

ONAAの運営方法は手ゼリ映像方式。
あらかじめ検査・撮影した画像を使ってセリを進行するという手ゼリのなかでも先進的なやり方。
手ゼリと聞くと古いとかのんびりしているというイメージがあるが、同会場の手ゼリは1時間当たり100台のスピード。
手ゼリ会場の中では全国ナンバーワンの速さを誇る。

今回は同会場の江藤演良(えとうのぶよし)課長に会場と手ゼリの魅力を語っていただく。

●手ゼリとは?
「オークションの草創期から40年以上続いている伝統的なセリ方式です。売り手と買い手の気持ちがコンダクターを通して伝わり、1台1台大事に取引されます。簡単なルールさえ覚えたら誰でもすぐに参加できます。買い手は指の動きで価格を上乗せします。手の甲が5000円、人差し指が10000円、手の平が50000円、人差し指を左右に振ると10万円アップです。そして売切り後は基本的に1コールで5000円ずつアップしていきます。セリ中は決して何かを指差すことや知人を呼ぶのに手を使わないで下さい。そして最終落札者になると会場スタッフが席まで契約書を持ってきてカード番号と社名を確認すると取引成立です」

●手ゼリの魅力は?
「コンダクターの大きな声が会場に響き渡り、とても活気があります。威勢の良い声が買い手・売り手双方のテンションをアップさせます。また、ポス端末にありがちな押し間違いというものがありません。さらに最終落札者になると、まるでその場を支配したかのような優越感が味わえます。また、誰と競っているかが分かるので無駄に価格が吊り上ることがなく、場合によってはセリ相手との友情が生まれることさえあります」

●コンダクターの資質?
「コンダクターがセリを行う時間は1回15分間。その間に約25台を競るので、その間はっきりと大きな声で価格を連呼する体力。出品車の相場観。買い手の業態、個人的な癖なども全て把握する必要があります。つまり新車の発売や、輸出動向、為替の変動、小売状況によりセリ内容は変わってくるので、クルマ業界だけでなく日本経済など広く社会全体のことも勉強し続けないといけません。また、現在4人のコンダクターがいるのですが、それぞれスタイルが違っていてベターはあってもベストというものはありません。ただコンダクター全員が『買って良かった・売って良かった』と思われるような取引を目指しています」

●会場の特長は?
「まずは信頼と安心感という意味で親会社が日本最大級の自動車ディーラーの日産大阪である点。
ネットインフラも整備されており検査した車輌はセリ前の段階でネットに掲載するので下見の手間が省けます。さらに会場設備が1つの敷地にまとまっているため下見も気軽に出来ます。また出品車の約半分が立体駐車場に置いてあるので雨に濡れる割合も軽減されます。そして開催日に提供しているランチメニューがとても美味しくてボリューム満点です。定食メニューには全て麺類がセットになるのが特長で揚げ物のメニューも豊富。インド・中東の民族料理『ビリヤニ』も絶品。その他にも敷地の隣がユニバーサルスタジオなのでセリが終わったら立ち寄ってみては如何でしょう」

●心掛けていることは?
「手ゼリオークションは人との繋がりがとても大事な取引です。売り手・買い手双方にご満足頂くために『一期一会』という言葉を常に心掛けて会員様と接しています」

●プロフィール
1964年9月21日生まれ。
満48歳。
出身・兵庫県伊丹市。
大阪学院大学卒業。
血液型A型。
家族構成・奥様と娘さんが一人。
趣味・サーフィン、ゴルフ。

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