「大自然没入型」の大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」の開業で沸く沖縄本島。国内外からの観光需要がこれまで以上に高まることが予想される。こうした中で、ジーライオングループ（神戸市中央区、菊地秀武社長）は、Ｐｌａｎ・Ｄｏ・Ｓｅｅ（東京都港区、浅葉翔平社長）との合弁により、Ｇ＆Ｐ琉球レンタカー（浦添市、山本浩章社長）を今年１月に設立、４月より事業を本格スタートした。高級車レンタカー事業「琉球プレミアムドライブ」を展開、両社がともに会社方針の重点に掲げる「おもてなし」の精神をレンタカー事業に落とし込み、Ｐ社が展開するシティリゾートホテル「サウスウエストグランドホテル」を舞台に、おもてなしの世界を体現していく考えだ。

　Ｇ＆Ｐ琉球レンタカーでは、日産「ＧＴ‐Ｒ」（２０２５モデル）や「フェアレディＺ」（Ｚ３４）、トヨタ「アルファード」などの国産プレミアムカ―をはじめ、輸入車ではポルシェ「９１１カレラ４ＧＴＳカブリオレ」や「タイカン４Ｓエレクトロ」、メルセデス・ベンツ「ＣＬＥ２００カブリオレスポーツ」「ＢＭＷ４２０ｉカブリオレ」など、プレミアムかつハイセンスな車両をラインアップする。

　サウスウエストグランドホテル宿泊者が主なターゲットで、ラグジュアリーなホテルライフを彩るレンタカーラインアップで、沖縄滞在を豊かにする。利用者はホテルチェックイン手続きの流れでレンタカー受付を行うことができ、ストレスなく、レンタカーに乗って思い思いの場所にドライブに出かけられ、ジャングリア沖縄の開業で沸く沖縄で「おもてなし」を提供していく。

　サウスウエストグランドホテルは、那覇市の国際通り近くの好立地。全室４５平方㍍以上のラグジュアリーな客室や最上階にはプールやジェットバス、サウナなどを宿泊者限定で使用でき、インバウンド客の利用も多い。

　一方で、２６年５月にはＰ社が運営する「サウスゲートホテル沖縄」が那覇市泊港に開業予定。ここでも高級車レンタカー事業でコラボする計画で、更なる事業拡大が期待される。