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3社連携による「コンディションシート」が成功の鍵

  • 左から伊藤忠商事・村井チームリーダー、アイチコーポレーション・石井取締役、いすゞユーマックス・石本本部長補佐 ※文中の肩書は3月現在 左から伊藤忠商事・村井チームリーダー、アイチコーポレーション・石井取締役、いすゞユーマックス・石本…
  • アイチコーポレーションコーナー出品車 アイチコーポレーションコーナー出品車
  • 今回から英語表記のコンディションシートも導入 今回から英語表記のコンディションシートも導入

「アイチコーポレーションコーナー」成約率100%に手応え

 いすゞユーマックス(横浜市西区、羽田斎社長)が運営するIMA神戸(神戸市灘区)は3月13日、高所作業車国内最大手のアイチコーポレーション(埼玉県上尾市、中澤俊一社長)と共同で「アイチコーポレーションコーナー」を初特設した。出品された18台すべてが成約する成約率100%を記録し、激しい競り上がりを見せるなど、市場の期待値の高さが表れた。
 「アイチコーポレーションコーナー」は、IMA東京会場で過去2回開催。昨年11月は成約率85%(出品20台)、今年の1月21日開催でも同95%(出品20台)の高成約率を記録し、同コーナーの出品車を求めるバイヤーから高い支持を受けている。

■伊藤忠商事との提携が転換点
 アイチコーポレーションコーナー誕生の背景には、2025年5月のアイチの株主構成変更に伴う、伊藤忠商事との業務提携がある。アイチコーポレーションの石井智取締役は、「伊藤忠商事とのシナジーを高める3つの柱(中古事業、リース事業、海外展開)の一つとして、このいすゞユーマックスでのリセール事業を位置づけている」と語る。従来、アイチコーポレーションの中古車販売は自社顧客向けのクローズドな環境が主であったが、伊藤忠商事からいすゞユーマックスの持つ広範な会員ネットワークとブランド力を活用することで、より開かれた市場での「価値創造」へ踏み出した。

■「上物・下物」のプロが品質を担保
 アイチコーポレーションコーナーの成功の鍵を握るのが、両社が共同で作成する独自の「コンディションシート」だ。トラックのシャシー(下物)部分はトラックのプロであるいすゞユーマックスが、高所作業装置(上物)部分はメーカーであるアイチが、それぞれ厳格な検査を行っている。
 石井取締役は、「上物をメーカー自ら検査し、良い点も悪い点も公正に開示する会場はほかにない。バイヤー目線に立ち、実際に使う人の安心感を最優先した」と話す。  
 いすゞユーマックスの石本哲也本部長補佐も、「IMAとして落札者目線の検査を実施しており、安心して買える。バイヤーに上物と下物でいかに安心感を提供できるかに重点を置いたが、メーカーによる詳細な情報開示がバイヤーの応札を集めている」と手応えを語る。
 実際、伊藤忠商事の村井英介チームリーダーのもとには、会員から「現車を見られなくても、このシートがあれば安心して応札できる」との声が寄せられていると話し、公正な情報開示がアイチコーナーの信頼ブランドを確立している。

■26年度にはIMA九州での開催も
 今後の展開について、アイチコーポレーションコーナーは26年度中から、定期開催を予定しており、現在展開している東京・神戸に続き、九州会場での特設も視野に入れており、3会場によるネットワークでバイヤーの期待に応えていく構えだ。
 石井取締役は、「新車販売からリセール、売却に至るまでのバリューチェーンを構築したい。セカンドユーザー層を確実に取り込んでいきたい」と意欲を見せる。また、これまでの歩みを振り返り、「1回目は開催実現の喜びと成功への疑心暗鬼、2回目は一定の評価、そして3回目の今回は自信につながった。次を考えるとワクワクする。会社が違う3社が一堂に会し、皆が未来を描きながらワクワクして取り組めていることが一番の成果。常に高みを目指したい」と次なる展開への期待を語った。

※文中の肩書は3月現在

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