グーネット自動車流通

メニュー

春のリレーAAで前年の成約上回る2091台を記録

  • セレモニーで佐藤社長が謝辞を述べた セレモニーで佐藤社長が謝辞を述べた
  • 佐藤社長から栗原副理事長にタスキが受け渡された 佐藤社長から栗原副理事長にタスキが受け渡された

「JU関連協リレー&スタートジャンボ記念AA」を開催

 JU埼玉オートオークション(さいたま市岩槻区、佐藤誠社長)は4月22日、「関連協スプリングリレー&JU埼玉スタートジャンボ記念AA」を開催した。当日は出品数3310台、成約数2091台、成約単価45万円7000円を記録、終始活況なセリが行われた。

 組合からの出品もおよそ1000台を集荷し、今年度の目標達成に向けて好スタートを切った。新規の出品車はおよそ2500台、高品質のJU埼玉ブランド対象車両は170台となった。

 セリ開始前のセレモニーであいさつに立った佐藤社長は「中古車の流通の環境が非常に厳しくなっている中、多数の出品をいただきまして誠にありがとうございます。多くの方々からご相談をいただいており、しっかりと対応していきたいと考えております」と述べた。続いて、関連協のタスキリレーが行われ、佐藤社長から栗原副理事長にタスキが受け渡された。

 新年度の記念オークションでは、組合員からの出品も好調で、目標の900台を大きく上回る1060台が集まった。組合からの出品増加の要因としては、今年度から導入された出品要請専門の営業担当者の活動が挙げられる。従来の支部担当とは別に、フットワークを生かして新規会員や出品数の少ない会員への働きかけを強化した結果、成果が現れ始めている。

 落札状況については、輸出関係の相場と顧客の希望価格の乖離が指摘された。昨年と比較して高額車両の取引が落ち着いていることが背景にあるようだ。ただし、同社の主なターゲット層は高額車両ではないため、直接的な大きな影響はないとの見解が示された。

 出品台数の増加傾向については、ディーラーからの下取り車の出品が増加しているものの、ディーラーの方針によってコントロールが続いている現状が説明された。

 昨年度の振り返りとして、タマ不足が深刻化したものの、相場高騰という側面もあったことが語られた。今年度は出品台数の確保を重視し、昨年の水準を目指すとともに、買いやすい会場づくりを継続することで成約率の維持を図る方針である。平場では2000台、記念オークションでは3000台の出品を目標とする考えが示された。

 今後の設備投資については、GPSを活用した車両位置情報管理システムの導入が検討されていることが明かされた。これにより、顧客の利便性向上と業務効率化を図る狙いがある。

 現在、新しいコーナーの設置予定はなく、むしろ既存のコーナーを見直し、整理していく方針である。埼玉ブランド車については、記念オークションなど、集客が見込める機会に積極的にアピールしていく考えだ。

 最近の円高傾向が落札価格に与える影響については、為替だけでなく、関税や輸送コストなど複合的な要因が絡んでいるとの見解が示された。今後の為替市場の動向や国際情勢を注視していく必要があると強調された。過去の円安局面を踏まえ、今後の為替レートの変動に対する市場への影響についても議論されたが、現時点では予測が難しい状況であり、市場の動向に合わせた対応が必要であるとの認識が示された。

 会見では、円高の影響についても意見交換が行われたが、会場によって状況が異なり、一概には言えないという結論に至った。為替レートだけでなく、コンテナ不足や輸送コストなど、他の要因も複雑に影響している現状が示唆された。

 今回のオークションは、出品台数においては好調なスタートを切ったものの、落札状況については今後の推移を見守る必要があるという見方が示された。同社は、今後も市場の動向を綿密に注視し、会員にとってより良い取引の場を提供できるよう努めていくとしている。






関連記事

企業・団体

店舗情報

ひと

コラム

相場・統計

新製品

新車ランキング

中古車ランキング

年頭所感

整備

板金