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HAA神戸/「スピード感を持って挑む」代表取締役菊地秀武氏  キーワードは「変化への対応力」  

  • HAA神戸・菊地秀武代表取締役社長 HAA神戸・菊地秀武代表取締役社長
  • 今年3月に過去最高の出品1万2,805台を記録 今年3月に過去最高の出品1万2,805台を記録
西日本最大規模のオークションを主催するHAA神戸の菊地秀武社長。今年4月にJAAから社長として就任、着任直後から次々と問題点を取り上げ改善に着手。8月25日に開催した『新館オープン11周年記念AA』の挨拶で、「中・長期的な案件を含め100を超える改善に取り組んでいる」と述べ、会員を含む関係者や周囲を驚かせている。その菊地社長に現状と今後について聞いた。

―菊地秀武社長―

【社長が現場を知る】
 就任早々に会場運営の現場確認を行った。直接現場の状況を把握するために分からない事や知りたい事は全て社員から意見を聞くようにしている。社員から見たら「こんな事も社長は知らないのか」と思われたかも知れないが、間接的に聞く報告と担当者から直接聞く話では多少の差がある。また、意識改革にも繋がっており社員も成長している。会話によって質問する社員とのコミュニケーションづくりにも役立っている。
さらに、毎週セリ開催日のお昼に私と古田専務・西山取締役の役員3名と営業社員1名の計4名と営業担当から推薦された主に毎回1台・2台を取引いただく小口の会員4社の社長と、『意見交換』を目的に社長室で食事をしながら忌憚(きたん)のない意見を聞かせて頂いています。オークション会場のことは利用頂く会員が一番ご存知と確信している。これまでもたくさんの不満や改善のヒントを頂き、多くの改善に役立てています。

【100を超える改善】
 今すぐ出来る問題とセリ機やセリシステム改修など中・長期で対処すべき問題を含め100を超える問題を抽出している。すぐに着手し改善した問題を含め1年以内に80%ほどは対策の目処が立っているが、20%は課題が残っている。今の時代は市場環境の変化が激しい。中長期的な課題を含め、常に一定の改善余地は残しておいた方がよいと考えている。但し、改善が必要と判断した問題は『すぐやる』ことを重視している。問題を先延ばしする理由はどこにもない。現場社員に改善指示を出した時、よく『いつまでに』と質問を受けます。その時は「すぐに」と答えています(笑)。
 具体的に取り組んだ改善は、従来木曜日の午後12時だった『ワンチャンスサービス』の落札期間を12時間延長金曜日の午前0時とし、落札後、出品車のWEB画像のダウンロードを無料で実施しました(WEB会員が対象)。さらに、ワンチャンスサービス掲載車の平日下見サービスをスタートしました(受付は月曜~木曜日のAM9時30分~16時)※料金は税込1台1050円。また、7月からは書類入庫後翌日の代金支払いをスタート。ユーザーコーナー出品規定の変更(AA開催日を起算日として28日以上の書類期限を満たしている場合は出品可)も行いました。

【コーナーイベント強化】
 私は、会員から『変わったね』と言われた時、本当に嬉しいと感じます。現在は来年からスタートさせる新しい企画を検討し、他のAA会場には無いもので会員の満足度が高かったサービスの復活を考えています。これからも会員皆様から満足向上(改善)に繋がる意見をどんどん聞かせて頂き、西日本エリアで一番『売りやすい会場』・『買いやすい会場』を目指す所存です。

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