グーネット自動車流通

メニュー

JUコーポレーション

【ひと】JU石川の会長・理事長に就任した山本克則さん

能登ブロックの復興と将来の基盤づくりに尽力

 今年5月の役員改選でJU石川の会長・理事長に就任した山本克則さん。2024年に起きた能登半島地震と奥能登豪雨の影響が今なお残る中、「JU石川は1つ」の思いを胸に、被害の大きかった能登ブロックの復興と、JU石川の将来の基盤づくりに尽力している。

 山本さんは、会長・理事長就任に当たり「強い組織づくり」を第一に掲げ、今期から理事の定数を従来の25名から19名に大幅に削減した。理事を少数精鋭にすることで、一人ひとりの自覚と責任感を高め、経営者感覚を磨き、理事の一体感と精鋭化を図る。少子高齢化に伴う市場縮小や事業承継など、業界が抱える問題が多い中、強い組織こそが生き残るために必要だと考えている。

 石川県は、北陸エリアにおいて市場規模が大きいことから、県内の3つの会場でAA(オートオークション)が開催されている激戦区でもある。山本さんは、「現状、他の会場とは良きライバル関係にある。その中で、JU石川のスケールメリットを生かしながら、商売に活用していただくとともに、コミュニケーションの場としても組合員に利用してもらっている」と話す。

 今後のオークション事業については、「流通事業は組合事業の根幹であり、安定した出品台数を確保するために、昨年まで流通委員長を務めていた工一忠洋氏を今期から副会長・副理事長に昇任し、更なる運営の安定と今まで以上に会員各位が使いやすい会場にしていきたい」と述べる。

 また、災害の爪痕が今尚残る能登ブロックの復興にも注力している。当時、山本さんは副会長・副理事長を務めており、何度も被災地に足を運び視察を行った。山本さんは「全国の商組から多大なる支援をいただき、改めてJU組織の強さと一体感を感じました。被害は大きく、復興には今しばらく時間はかかるが、全国から頂いた支援の輪をいつまでも忘れず、感謝の気持ちを持って前に進めていく」と語る。

■プロフィール
山本克則(やまもと・かつのり)、1967年(昭和42年)6月8日生まれ、石川県能美市出身、58歳。ロイヤル商会社長。2009年5月JU石川理事。17年5月同副会長・副理事長。25年5月同会長・理事長。趣味は釣り、一級船舶免許とマイボートを所有。座右の銘は「誠心誠意」。 

関連記事

オークション

企業・団体

店舗情報

コラム

相場・統計

新製品

新車ランキング

中古車ランキング

年頭所感

整備

板金