グーネット自動車流通

メニュー

JUトレードキャンペーン

令和最新版【査定検査ガイド】㊵ロアサポートにご注意

 フロントエリアの最前方に位置するのが【ラジエータコアサポート】です。かつては【骨格部位】として扱われていましたが、令和の時代では修復歴判定基準の改定に伴い【準骨格部位相当】の扱いとされています。
 修復歴判定の直接的な部位ではありませんが、オークション会場で付与される評価点には確実に影響があるので軽視できません。

●フロントクロスメンバーとの違いは?見分け方は?
 ラジエータを固定する【枠】の役割を持つラジエータコアサポートの下枠部分がロアサポートです。
 現在でも【骨格部位扱い】とされているフロントクロスメンバーと混同しがちですが、見分けるポイントはフロントサイドメンバーとの接合状態。
 左右のフロントサイドメンバーと直接溶接され、且つ部品が左右で分割されていないものがフロントクロスメンバー(画像①右)、それ以外はロアサポートとして扱われます(画像①左)。
 令和の現在、市販されているのは、ロアサポート構造を持つモデルが大半を占めています。

●バンパー・下面カバーの状態は?
 ロアサポートは車体の最前方、かつ下方エリアに位置する為、バンパー側からの衝撃、アンダーカバー側からの衝撃による損傷リスクの高い部位として認知されています。
 それゆえオークションの出品検査では必ずチェックされます。
 さらにバンパーやアンダーカバーは交換修理も容易なので、打痕や擦り傷跡が無くても安心はできません。

●状態によって評価点にも影響
 ロアサポートの状態見極めは、バンパー下側から覗き込むか、フェンダーライナーをめくって(画像②)覗き込む必要があります。
 バンパー取付部周辺(画像④赤丸)や、アンダーカバーの取付部周辺(画像③赤丸)は損傷リスクが高く、査定検査の現場でも頻繁に遭遇します。
 どちらも査定環境によっては確認が難しく、修復歴判定にも直接影響がないので、無理して確認しないことも選択できます。
 しかし、評価点には影響を及ぼす瑕疵となるため、高評価、高い成約金額を狙うようなケースでは、慎重に確認することを強くおすすめします。

オークション

企業・団体

店舗情報

ひと

コラム

相場・統計

新製品

新車ランキング

中古車ランキング

年頭所感

板金