九州に１年半、広島に丸３年赴任し、慣れ親しんだ近畿エリアに戻り、兵庫会場長に就任した宮崎佳紀さん。九州、広島では「お客さん作りがしっかりとできている会場だった。ＴＡＡが『売り手』『買い手』の双方に深く浸透し地域密着の運営の大切さを学んだ」という。自身も４年半の赴任を通じて「知っているお客さんも居ない、文化も風土も違うエリアでの営業活動。経験を通じ、しっかりと視野を広げることができた」という。

　久しぶりに戻った地元だが「４年半しか離れていないのに、近畿エリアの情勢は大きく変わった。昨年オープンしたばかりの新会場だが、個々のスタッフの良いところを伸ばせるように、働きやすい環境を整えたい」と、自身の役割を考える。

　兵庫会場では、昨年１月のオープン直後からコロナ禍により、思うような営業活動ができない状況だが、今年はここまで平均出品台数１０００台超を記録、着実に成長している。「引き続き、伸長させながら、ＴＡＡとして歴史は浅いが、トヨタ販売店と一般会員の皆様に、まずは来場してもらえるような会場作りを行いたい」と意気込む。

　自身が育った近畿会場とともに「近畿、兵庫の２会場を合わせ、会員の皆様が使いやすいＴＡＡとしてエリアでの存在価値を高めたい」とする。

　宮崎さんが特に大切にしている言葉は「ハートtoハート」。いろんな立場で『人』と『人』の関係性で、ハート（気持ち）で互いに分かり合うことが大切という意味。会場長とスタッフ、スタッフと会員など、あらゆる立場の『人』と『人』の気持ちのつながりを重要視する。　　（室田一茂）



【プロフィール】
宮崎佳紀（みやざき・よしのり）氏。１９６８年（昭和４３年）４月奈良市生まれ、５３歳。９２年大阪トヨペット（現大阪トヨタ）入社。２００２年トヨタユーゼックに転籍、ＴＡＡ近畿会場。１４年同会場営業室長。１７年１月九州会場営業室長。１８年７月広島会場長。２１年６月兵庫会場長。趣味は釣りとゴルフ。九州、広島を経て、約４年半ぶりに関西エリアに戻った。